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反撃の狼煙は不遇のFWから。またもやチームを救った持ってる男ディボック・オリギ

チームを救ったのは今季3度目!

不屈の闘志で這い上がったオリギ!

大逆転の立役者に!

今シーズン何度救われたことか

 

のどから手が出るほど欲しかった早い時間帯での先制点。

CL準決勝セカンドレグ、アンフィールドで行われたバルセロナとの1戦。

奇跡の大逆転劇の口火を切ったのはやはりこの男だった。

フィルミーノとサラー、ふたりの大黒柱を欠いたリバプールのスタメンにはオリギとシャキリの名前がありました。

キックオフと同時にフルスプリントでプレスを掛けるリバプール。

ファーストレグの3点差を本気でひっくり返しにいっています。

そして開始7分。

反撃の狼煙を上げたのはまたもやオリギでした。

バックパスをさらったマネがヘンダーソンに渡しそのままシュート。

テア・シュテーゲンが弾きますが、しっかり詰めていたオリギがプッシュして1点を返します。

持ってる男オリギによって最高のスタートを切ったリバプールは、後半頭に投入されたワイナルドゥムが怒涛の2ゴールで試合をイーブンに戻します。

勝ち上がるためにはあと1点。

何としてももぎ取りたいあと1点は驚くようなプレーから生まれました。

 

アーノルドが一瞬の隙を見逃しませんでした。

コーナーキックになってボールから背を向けてポジションにつくバルセロナ。

しかしオリギはアーノルドのことをちゃんと見ていました。

不意をつくリスタートからオリギのゴールが決まり試合をひっくり返しました。

簡単なボールではなかったはずです。

そして100%準備できていたわけでもありません。

ですがバウンドするボールを冷静に丁寧に合わせてゴールに突き刺しました。

これでリバプールの大逆転劇が完成。

最後まで走り続けた殊勲のオリギは85分に足をつってゴメスと交代。

今シーズンそれほど出場時間がなかったオリギにはそうとうな負荷があったはずです。

本当によくやってくれました。

 

逆境の時にこそオリギは輝く

先ほど”またもや”と書きましたが、オリギが起死回生の反撃弾を決めたのはこれが2回目です。

あれは3年前。

クロップが就任したシーズン、リバプールはヨーロッパリーグを戦っていました。

準々決勝で対戦したのはクロップの古巣ドルトムント。

ファーストレグを1-1で折り返し(この1点もオリギ)、迎えたアンフィールドでのセカンドレグ。

 

開始10分までに当時ドルトムントにいたムヒタリアンとオーバメヤンに立て続けにアウェーゴールを奪われ窮地に立たされたリバプール。

しかし後半開始早々エムレ・ジャンのスルーパスに抜け出したオリギがGKとの1対1を制し反撃の狼煙をあげました。

その後一度はロイスに決められ突き放されますが、66分、77分、90+1分にゴールを決めたリバプールが大逆転を果たしました。

あの試合もとても印象に残っているので、オリギならこのバルセロナとのセカンドレグでも決めてくれるような気がしていました。

 

今季3度目のヒーロー

 

そしてオリギは今季もチームを何度も救いました。

開幕前は放出要員にも挙げられ、なかなか出場機会が得られなかったオリギですが、決して腐ることなく短い時間でも最大限のパフォーマンスを披露し続けました。

そして12月のエヴァートン戦。

スコアレスドローと誰もが思ったその時、90+6分にオリギの1発が決まりダービーを制しました。

 

そして直近のニューカッスル戦。

激しい打ち合いとなったこのゲームで、オリギは脳震盪でプレー続行不可能になったサラーに代わって73分に投入されました。

スコアは2-2。

リーグ優勝の望みをつなぐには勝ち越さなければいけません。

迎えた86分。

右サイドからのシャキリFKにオリギが合わせ土壇場で決勝点。

直前のこのゲームのゴールが、バルセロナ戦の2ゴールに繋がりました。

 

まさしく今季の影のヒーロー。

バルセロナ戦後オリギは

「僕らは素晴らしいチームで、素晴らしい選手がいて、メンタリティがあって、すべてのボールを獲りに行った。」

「違いをもたらしたのはメンタリティだ。4点目が決まった時、みんな疲れていたのは分かっているけど、これは1年中トレーニングでやってきたことだよ。」

 

と語っている。

オリギにとっては難しいシーズンだったはず。

それでもクロップを信じ、自分を信じ、日々ハードワークを続けてきました。

その全てがこの大逆転劇に繋がったのです。

オリギよ、本当にリバプールに残ってくれてありがとう。

ビッグイヤー絶対取ろうぜ!!