リバプールどっとこむ

リバプールのあんなことや、そんなことを楽しく発信中

スポンサーリンク

リバプール 冬の通信簿 MF編

ケイタ、ファビーニョ

新戦力加入でレベルも層も格段アップ!

忠実なるクロップの戦士たち

MF編

f:id:porgra331:20181224124501j:plain

ということで、GK・DF編に続いてMF編です。

今夏、中盤は大型補強。

ケイタを1年前から確保し、ファビーニョを電光石火で獲得、万能のシャキリも加えました。(シャキリはFW部門に入れていますが。)

しかし新戦力が加入する中でもやはり、ヘンダーソン、ミルナー、ワイナルドゥムは絶対的な存在でした。

クロップの信頼はかなり厚いですね。

復活のララーナはここまではやや出遅れ気味ですが、巻き返すことができるのか?

 

それでは、ここまでの前半戦の各選手の活躍を振り返り、僕が勝手に通信簿をつけたいと思います。笑

評価の仕方はA、B、Cの順で評価し、各ポジションでもっともよかったプレイヤーにはSをあげたいと思います。

長くなりそうなのでこちらは3回に分けてお届けしています。

GK・DF部門はコチラ→リバプール 冬の通信簿 GK・DF編

FW部門はコチラ→リバプール 冬の通信簿 FW編

 

今回はMFです。

 

MF部門

ジョーダン・ヘンダーソン 評価 B

 

先日リバプールでの出場試合数が300に到達した我らがキャプテン。

ヘンダーソンの今季のここまでの評価は難しいなと思いました。

ワールドカップイヤーということもあり、スタート少し出遅れたヘンダーソン

さらに今夏はファビーニョというアンカーのライバルが加入したということもあり、危機感を募らせオフを早めに切り上げてチームに合流したいとクロップに直談判したほど。

クロップからはしっかり休養を取ってくれと言われてしまいましたが。

しかし蓋を開けてみれば開幕からの3試合でアンカーに入ったのはワイナルドゥム。

これがまたピタッとはまってしまったので、ヘンダーソンは4節のレスター戦で今季ようやく初スタメン。

9月のCL初戦、PSG戦ではヘンダーソン、ワイナルドゥム、ミルナーの3人で中盤を形成。

3-2で勝利をしたこのゲームを見て、やっぱりヘンダーソンだなと。

まだまだファビーニョにはスタメンは取られないなと思いましたが、その後はヘンダーソンへの批判の声も上がっていました。

アンカーとしてボールは散らせるものの、攻撃のスイッチを入れるパスがなかなか出ないので、アンカーとして物足りないという声でした。

またケガで離脱する時期もあり、その間にファビーニョがチームにフィットしてきたということもあり、ヘンダーソンの立場はやや厳しいものになりました。

ですがそこは不屈の男ヘンダーソンです。

ここ数試合は積極的にチャレンジのパスを出すなど、プレーのベクトルが前向きになっているので、ここからまた評価を上げていくのではないかと思っています。

ロングフィードの精度も今の中盤ではヘンダーソンがNO,1だと僕は思っているので、ジェラードばりのフィードが出せるよう磨きをかけて、キャプテンとしてピッチに立ち続けて欲しいなと思います。

 

ジョルジニオ・ワイナルドゥム 評価 S

 

中盤のMVPはジニでしょう。

プレミアリーグは18試合に出場、CLは6試合全てに出場、中盤で最もクロップからの信頼が厚い選手です。

開幕当初はアンカーのポジションを託され、インサイドはもちろん、ファビーニョとのダブルボランチも形成するなど、中盤でマルチに活躍をしています。

昨シーズンクロップから「試合に入れていない」と指摘を受けたということで、今季はここまで全試合で高い集中力を保ち、中盤で欠かせない存在となっています。

また第5節のスパーズ戦ではヘディングシュートを決めて勝利に貢献。

プレミアやCLのビッグゲームになればなるほど、ワイナルドゥムの存在感が際立ちます。

なんといっても彼の最大の武器は圧倒的なフィジカルによるボールキープ力。

中盤での激しい攻防でも、ワイナルドゥムはフィジカルをいかし決してボールを奪われません。

また身体の使い方も抜群にうまいですよね。

一人、二人に囲まれたくらいじゃジニからボールを奪うことはできません。

そして90分間を通してスタミナが落ちないのもさすが。

終盤の耐える時間でも、強度が落ちないので、キープして時間を作ってくれるジニの存在は大きくチームを助けています。

ミドルシュートに全く可能性を感じないのが唯一の弱点かなとは思いますが(笑)、オランダ代表ではいくつかゴールも挙げているので、後半戦はゴール数も少し積み上げてくれると最高ですね。

 

ジェームズ・ミルナー 評価 A

 

神様仏様ミルナー様。

ついにプレミア通算500試合出場という大台に乗せた鉄人は、まさにクロップのお守りのような存在。

前線から最終ラインまで、どのポジションでも平均点以上を叩き出すミルナーには頭が上がりません。

過密日程やケガ人の事情でSBをやることもここまで何回かありますが、一切不満を漏らさず、淡々と仕事をこなすミルナーはたくましい限り。

またPKキッカーも務めるミルナーは第2節クリスタル・パレス戦、CLのPSG戦ではホーム&アウェーと計3発決めており、第11節のアーセナル戦では豪快なダイレクトショットも決め、いまだにプレミアでは不敗伝説が継続しています。

プレミアは3ゴール2アシスト、CLでは2ゴール。

得点に絡むシーンが多いのがミルナーです。

今季は珍しく、過密日程のなかでハムストリングを負傷しサポーターに「やっぱり人間だったか」と安心感を与える時期もありましたが、尋常じゃない回復スピードで復活しあいかわらずの鉄人ぶりを発揮するミルナー。

現在また離脱をしていますが、シティ戦には間に合って欲しい!

後半戦も彼の存在に感謝する試合がいくつもありそうです。

 

ナビ・ケイタ 評価 B

 

ジェラードの8番を直々に継承された、今夏加入組で最も期待された選手。

しかし、ここまでは期待された結果を残しているとは残念ながら言えません。

同じようなプレースタイルのライプツィヒからの加入ということもあって、フィットするのにそんなに時間はかからないだろうと思っていましたが、クロップ流に馴染むのには思ったより時間がかかっています。

またケガによる離脱が長かったのも大きな要因だと思います。

ここまでプレミアは14試合、CLは3試合に出場していますが、ゴール0アシスト0と数字上では何一つ結果を残せていません。

ですが、同じ考えの方も多いと思いますが、リバプールの進化をさらに進めるのはケイタだと思っています。

ようやくここ数試合で存在感を発揮してきたケイタは、今の中盤の選手たちにはない前への推進力と、狭いとこでもスルスル入っていけるドリブルの力と、ボール扱いのうまさがあります。

そしてクロップが求める運動量も問題ありませんし、あとは何かひとつきっかけをつかむだけだと思っています。

ケイタは基本的にボールをもらった時に、まず前を向くという意識が強いので、チームのベクトルを相手ゴールに向けることができる選手です。

そこから基本的に自分で持ち出すのか、ワンツーで崩すのか、ケイタは常にゴールを狙う選択肢を選び続けています。

なので最近のケイタを見ていると、何を仕掛けるのか?と見ていてワクワクするんですよね。

だからこそゴールかアシストか、なにか目に見える結果が出れば一気に爆発すると思います。

後半戦はケイタがどれだけ活躍できるかが、優勝を決める大きな要因になると思っています。

 

ファビーニョ 評価 A

 

新加入選手の中では1番出遅れたファビーニョですが、短い間にメキメキ評価を上げています。

9月後半から10月頭にかけてのビッグゲーム祭りの超過密日程の時でさえも、ファビーニョはそこまで重宝されていませんでした。

ファビーニョが頭角を現したのは、そのあとからでした。

10月後半からクロップはファビーニョとワイナルドゥムをボランチに並べる4-2-3-1を使い始めます。

まぁひとつの要因としては、まだ完全にフィットしていないファビーニョに1人でアンカーを任せるのはリスクだったからかなと個人的には思っているのですが、ここから出場時間をどんどん増やしていくと、試合ごとにファビーニョのフィット感は上がっていきます。

マージーサイドダービーも経験し、直近のマンチェスター・ユナイテッド戦ではMOMに選ばれる活躍で自らの地位を確かなものにしています。

一時期は出場機会の少なさから、冬の移籍の噂が上がっていましたが、それももう全く聞こえてきませんね。

ここにきてファビーニョはリバプールのかかせない選手に成長しました。

いよいよヘンダーソンもレギュラーが危なくなってきたか?

ビッグゲームではまだスタメンを任されるほどまではクロップからの信頼は得ていませんが、このまま行けば後半戦はさらにファビーニョの活躍が増えそうです。

 

アダム・ララーナ 評価 C

 

今シーズン復活が期待されたララーナですが、彼の序列は下がっていく一方です。

プレシーズンでは状態の良さをすごく感じたのですが、シーズンが始まってもなかなか出場機会を得られません。

代表にも復帰をしましたが、またしてもそこでケガでの離脱。

ここまでリーグ戦出場は5試合だけです。

ララーナも気づけば30歳。

若手の育成に力を入れるクロップの優先順位が下がってきてしまっているのも仕方ないといえば仕方ないですが、このままララーナが消えてしまうのは嫌ですね。

直近のウルブス戦で途中出場したララーナはやはり稀有な才能の持ち主だなと思いました。

のリバプールにはいないタイプの唯一無二の選手であり、イングランド代表にとっても貴重な選手だと思います。

なにより、個人的にララーナはめちゃくちゃ好きな選手なので、もう一花咲かせてほしいなと願っています。

あの華麗なターンと、神出鬼没のポジショニング、そして誰よりも仲間のゴールを喜ぶあのセレブレーション。

もっともっとララーナのプレーが見たいので、後半戦の巻き返しを期待したいと思います!

 

 

MF編もだいぶ長くなってしまいました。笑

最後はFW編です。

FW部門→リバプール 冬の通信簿 FW編

GK・DF部門→リバプール 冬の通信簿 GK・DF編