失点数7!
鉄壁の守備陣、若手の成長!
弱点を最大の強みに
GK部門
某サッカー雑誌でもお馴染みのこの企画。
18/19シーズンも19試合を終え早くも折り返し。
首位で折り返したリバプールは、ここまで最高のパフォーマンスを披露。
スタメンはもちろんベンチメンバーも素晴らしい活躍を見せ、優勝争いを牽引しています。
ということで、ここまでの前半戦の各選手の活躍を振り返り、僕が勝手に通信簿をつけたいと思います。笑
評価の仕方はA、B、Cの順で評価し、各ポジションでもっともよかったプレイヤーにはSをあげたいと思います。
長くなりそうなのでこちらは3回に分けてお届けしたいと思います。
MF部門はコチラ→リバプール 冬の通信簿 MF編
FW部門はコチラ→リバプール 冬の通信簿 FW編
ではさっそく、GKから行きます。
GK部門
アリソン・ベッカー 評価 S
League clean sheets this season:
— Football Factly (@FootballFactly) December 15, 2018
Alisson - 10
Ederson - 8
Kepa - 8
De Gea - 2
🔥🔥 pic.twitter.com/CPxzGhgQBG
すでにMVP級の活躍です。
今夏に7500万ユーロ(約95億円)でローマから加入。
瞬間的にGKの移籍金ランキングで1位になりましたが、すぐにチェルシーのケパに抜かれてしまいましたが、金額には変えられない活躍をしています。
前半戦だけでリーグ戦のクリーンシートは12。
シュートストップはもちろん、ハイボールの処理、そしてキャッチングと世界最高峰のGKであることを証明しています。
ボールを扱う技術もピカイチで、今季後ろから組み立てることの多いリバプールにおいても存在感は抜群です。
持ちすぎて失点につながってしまったシーンもありましたが、それが教訓になったのか、以降は同じミスは繰り返していません。
正確なロングフィードとスローイングでカウンターの起点にもなれるアリソン。
まさにリバプールが求めていた最後のピースです。
ここまでのハイライトといえばCLグループステージ最終戦のナポリ戦。
1-0で迎えたアディショナルタイム。
ゴール前でフリーになったミリクのシュートをセーブしたあのシーンでしょう。
クロップが「今まで見たことのないようなセービング」と評したあのシュートストップでリバプールは決勝トーナメントに進むことができました。
ミニョレ、カリウスと守護神がなかなか定まらないなか、アリソンがもたらした功績はすでにかなり大きいですね。
文字通り勝ち点を積めるGK。
もうリバプールのGKは弱点でありません。
むしろ最大の強みかもしれません。
シモン・ミニョレ 評価 B
Did you know: That Liverpool keeper Simon Mignolet speaks 5 languages and has a degree in politics! @SMignolet pic.twitter.com/OJ3JWQRUc9
— Daily Football Facts (@Dailyfootballf1) December 18, 2018
リバプールの第2GKであり、広報部主任。
ベンチを暖めることが多いミニョレですが、試合後は1番にチームのことをSNSに発信し、常に明るくチームを支えています。
ナポリ戦でアリソンが信じられないようなセーブを見せてチームを勝利に導いたときは、迷うことなくアリソンのセーブシーンの写真を載せチームの勝利、そして仲間でもあり最大のライバルでもあるアリソンを祝福しました。
今夏チームを離れると噂がありましたが、カリウスの移籍を受けて(ベジクタシュへのローン移籍)残留が決定。
チームはアリソンを獲得したので、試合に出たいミニョレにとっては複雑な思いがあったと思います。
今季はカラバオカップのチェルシー戦のみの出場となっており、GKという特殊なポジションの厳しい現実に晒されていますが、間違いなくファンには愛されていることでしょう。
年明けからはFAカップも始まりますので、ミニョレの出場機会もあるでしょう。
そのときは全力で応援します。
リバプールというビッグクラブでは難しい時期を過ごしていますが、すばらしいGKであることは間違いありません。
彼がベンチに控えていることに我々は改めて感謝しなければなりません。
DF部門
ファン・ダイク 評価 S
£75m? Absolute bargain. Utterly immense. The best defender in the world. #LFC #WOLLIV #Liverpool #Wolves @VirgilvDijk #VanDijk pic.twitter.com/P6IhrBddjl
— LFC Photo (@LFCphoto) December 21, 2018
アリソンとともにMVP級の活躍をしているのはファン・ダイクです。
ちょうど1年前の12月27日にサウサンプトンから100億円超えの移籍金でリバプールに加入したファン・ダイク。
移籍が発表された翌日は「高すぎる」「そんな価値はない」という報道が目につきましたが、彼らは焼き土下座をしなければいけませんね。
リバプールの弱みであったDFを強みに変えてくれたのは間違いなくファン・ダイクです。
DFリーダーとして守備陣をまとめ、若手の成長を促し、不安定だったロヴレンは自信を取り戻しました。
193cmでのエアバトル、読みを効かせた1対1での守備、ウィンガーにも劣らないスピード、DFラインをまとめる統率力。
どれをとっても世界最高峰のレベルです。
ダイク加入前は、1点差で終盤を迎えるとハラハラドキドキでテレビの前で固唾を飲んでいましたが、気づけばそんなこともなくなりましたね。
今は安心して試合を見ることができます。
リバプールでは第3キャプテンとして、オランダ代表ではキャプテンとして、クラブでも代表でもファン・ダイクの存在感は絶大です。
改めて彼の加入の大きさを感じます。
このままシーズン終了までケガなくピッチに立ち続けてくれることを願います。
ジョー・ゴメス 評価 A
🤝 DONE DEAL 🤝
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) December 10, 2018
Joe Gomez has signed a new long-term contract at Liverpool to keep him at Anfield until 2024.
Full story: https://t.co/jABrZ4NZaA pic.twitter.com/LOGL1fnm4H
ジョー・ゴメス覚醒初年度。
ロヴレン、マティプがシーズンスタートに出遅れるなか、ファン・ダイクのパートナーに選ばれたのはゴメスでした。
昨シーズンは右SBでの出場が多かったゴメスですが、今季は本職のCBで開花。
ファン・ダイクのもと試合ごとにメキメキ成長しリバプールの堅守を支えています。
第15節のバーンリー戦で足首を骨折してしまい現在は長期離脱中のゴメスですが、彼の早期復帰が臨まれます。
個人的にゴメスのハイライトは第14節のマージーサイドダービー。
前半20分、エヴァートンの決定機をゴメスがゴールラインギリギリのところでカラダを張ってクリアをしたあのシーンです。
あのプレーで失点を防ぎ最後の劇的ゴールに繋げました。
また第7節のチェルシー戦では、裏へ抜け出したウィリアンにゴメスとダイクが併走しクリアをしたあのシーン。
あのウィリアンに全く遅れをとらないスピードとダイクとのサンドイッチは痺れましたね。
またゴメスは守備だけでなく攻撃での貢献も見逃せません。
元々足元の技術は高いものを持っているのは分かっていましたが、最終ラインからのズバッとしたタテパスは魅力ですね。
また自分で運ぶこともできますので、まさに未来のCB象です。
今後の彼の成長が楽しみですね。
早く戻ってきてくれー!笑
アレクサンダー・アーノルド 評価 A
FULL-TIME Watford 0-3 Liverpool
— Premier League (@premierleague) November 24, 2018
Second-half goals from Salah, Alexander-Arnold & Firmino break the hosts’ resolve and make it 4 #PL wins from 5#WATLIV pic.twitter.com/SpseeCpKSm
昨シーズンの活躍で大きな自信を得たのか、今季は堂々としたプレーが目を引きます。
プレシーズンの時は、クラインも復帰していましたのでレギュラー争いはどうなるのかなと思っていましたが、クロップの信頼はすでに揺るぎないものになっているみたいですね。
過密日程の時はやや集中力を欠いたプレーが見られましたが、それでもうまくクロップが休ませながら起用することで再びいい状態に戻ってきました。
しかしナポリとのCLで負傷してしまい少しの間離脱してしまいました。
それでも幸いにも長期の離脱は免れ、ニューカッスル戦で早速復帰!
クロップがアーノルドを重宝する理由はやはりパスセンスの高さではないでしょうか。
上下動を繰り返す運動量はクラインも全く引けをとりません。
ですがクラインとの決定的な違いは、パスセンスです。
もともと中盤の選手でもあるアーノルドはビルドアップはもちろん、縦へのチャレンジのパスも積極的に通します。
そのパスから決定機が生まれるシーンも多くありますのでそこがクラインとの違いかなと思います。
またセットプレーのキッカーとしても優秀で、第13節ワトフォード戦の直接フリーキックはまさにジェラードを彷彿とさせるような鮮やかなキックでした。
コーナキックも蹴れますので、セットプレーのキッカーが不足気味なリバプールにとっては貴重な存在です。
ゴールが決まったあとのKOPを煽るジェスチャーもほんとにいいですよね。
そういうところも含めて、ジェラードの正統後継者として成長していく彼を今後も見守っていきたいと思います。
アンドリュー・ロバートソン 評価 A
Andrew Robertson currently leads his Liverpool teammates with three assists across all competitions so far this season.🎯🎯🎯
— Empire of the Kop (@empireofthekop) September 23, 2018
Such a valuable weapon in the final third.🔴 pic.twitter.com/nc2YZuW985
今や市場価値は7980万ユーロ(約103億円)とまで言われるロバートソン。
リバプールへの移籍金はわずか800万ポンド(約11億)でしたから、約1年半で10倍近くも価値が上昇しています。
ですが、異論は無いでしょう。
開幕前に僕も「ロバートソンはプレミアNO,1の左SBになれるかもしれない」と書かせていただいたのですが、現時点で見ても限りなくNO,1に近いと思います。
まさに精密機械のように、抜群のタイミングでのオーバーラップと高精度のクロス。
プレミアでは3アシスト記録しています。(昨シーズンは1ゴール5アシスト)
加えてまだ24歳という年齢ですから伸び代も残しています。
実質左SBを一人で担当しているような状況なので、疲労の蓄積が心配ではありますが、ロボはほんとに疲れ知らずですよね。
どんなに過密日程でも90分間走り続けます。
守備でもミスのないプレーで安定感がありますし、攻撃では厚みをもたらします。
正直ロボが加入したときはここまでの選手だとは思っていませんでした。
実際加入当初は、冬まではあまり出場機会が与えられずナーバスになっているのではないかという報道もありましたが、チームメートに支えられポジションをつかみとりました。
そして今ではリバプールで最も代えのきかない選手の一人となり、スコットランド代表ではキャプテンにも任命されています。
つい数年前までは4部リーグに所属していたロボのシンデレラストーリーはこれからも続いていくことでしょう。
だいぶ長くなってしまいました笑
よかったら続きもどうぞ!
MF部門→リバプール 冬の通信簿 MF編
FW部門→リバプール 冬の通信簿 FW編