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リバプールの弱点は右サイド?ハリー・レドナップの指摘

左サイドより、右サイド

パレス戦で見せてしまった

右サイドの弱点とは?

今季初の3失点

 

久しぶりの乱打戦。

しかも相手は下位に沈むクリスタル・パレスでした。

34分に右サイドを突破したザハのマイナスのクロスにタウンゼントが反応して先制。

逆転した後半にトムキンスにコーナーキックからフリーでヘディングを打たれ2失点目。

アディショナルタイムに左サイドからのクロスのこぼれ球を叩いたマイヤーが意地の3点目。

パリにもシティにも2失点までしかしなかったチームがまさかの3失点で冷や汗をかいたゲームでした。

 

試合後トッテナムでも指揮を取ったこともあるハリー・レドナップがリバプールの右サイドが弱点だとコメントしています。

 

失点シーン

 

「リバプールの右サイドバックは大きな問題だ」

端的に語ったレドナップが言う先制点のシーンを振り返ってみましょう。

前半33分のシーン。

パレスの最終ラインに圧力をかけにいったのはケイタ、マネ、フィルミーノ。

そこからボランチにつけたパスにさらにロバートソンとヘンダーソンが噛みつきます。

しかし近くにいたマッカーサーにボールが渡ると、18番は逆サイドに展開。

ファビーニョはロバートソンが上がったスペースを埋めていたので最終ラインに吸収されており、中盤には大きなスペースが。

そのまま右サイドのザハに展開され、そこからは彼の個人技でミルナーはあっさり剥がされクロスを許してしまいます。

大外にいたタウンゼントはファビーニョが見るでも、戻ったロバートソンが

見るでもなく、完全にフリーで浮いていました。

タウンゼントは目の前をロバートソンが通り過ぎるのを確認すると、スルスルっとボックス中央に侵入。

マイナスのクロスに左足で合わせてネットを揺らしました。

全員がボールウォッチャーになっており、タウンゼントを見ている選手は一人もいませんでした。

凄くわかりやすい動画がありましたので拝借します。

 

 

さてこのシーンを見てリバプールの右サイドが大きな問題であるとは言い切れるでしょうか?

確かにロバートソンとダイクがいる左サイドは簡単には崩されないイメージがありますし、ころころメンバーが変わる右サイドはもろいイメージもあります。

しかし、この失点はリバプールとしては

①起点となったマッカーサーのところで潰せなかった

②ザハに簡単に突破されてしまった

③タウンゼントをだれも見ていなかった(全員がボールを見てしまった)

といういくつかのミスが重なったことによる失点。

突破されたミルナーに責任をなすりつけるのは違うと思います。

 

ヘンダーソンの果敢なプレスはハマれば大チャンスでしたが、裏を返せば突破されれば後ろはがら空きという諸刃の剣。

さらに、戻ったロバートソンもそのまま最終ラインに合流しただけでタウンゼントに目もくれていません。

またミルナーとザハの1対1は最初から分が悪いのはわかっていました。

立ち上がりから攻め込み、イケイケでいっていたところにキツイカウンターパンチを食らった格好になりました。

ゲーゲンプレスを施行するリバプールとしては、マッカーサーの起点のところで潰しておきたいところでした。

サラーも合わせれば6人が敵陣深くにいる状態で、あの逆サイドへの展開を許してしまえば失点の確率は極めて高くなることは当然です

 

ゲーゲンプレスの弱点といえば弱点ですが、どんな戦術にも弱点はあり、完璧なものなどありません。(そんな戦術があったらどれほどつまらないスポーツなのか)

プレスを剥がされることは当然あることですが、そのあとの対応でもミスが続いてしまったのが1番良くなかったですね。

 

右サイドだけが弱点ではない

 

結論何が言いたいのかということですが、右サイドだけが弱点というわけではないってことですかね。(笑)

この試合の3失点全てパレスの選手にはフリーの状態でシュートを打たれています。

大事なことはそこからどう学ぶかということに尽きると思います。

それにザハはプレミアでも屈指のサイドアタッカーです。

1対1を絶対に止めろなんてことは言えません。

 

それよりもなぜフリーでシュートを打たせてしまったのか?

そこが次の課題ではないでしょうか。

 

幸いにもこの乱打戦をもリバプールは制しています!

勝ち続けながら、修正していく。

まだリーグ戦は10試合以上残っています。

良くない流れを持ち越さないことが大事です!