3戦連続スタメン
中盤の3つの椅子をめぐる激戦
ジニは生き残れるか…!!
今シーズン絶好調のジニ・ワイナルドゥム
Quality 🔥 #LFC #Wijnaldum
— Anything Liverpool (@AnythingLFC_) August 25, 2018
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パス本数76本、パス成功数75本、成功率98.7%。
第3節のブライトン戦でワイナルドゥムはすばらしいスタッツを残しました。
ここまで3試合連続でスタメンをゲットしたワイナルドゥムが好調なのは明らかです。
ミルナー、ケイタと組むユニットは意思疎通も抜群で、ヘンダーソンもなかなかスタメンに復帰できないのはコンディションの問題だけではないでしょう。
ワイナルドゥムの新境地
リバプール加入初年度はララーナと共にインサイドMFの位置に入り、積極的な攻撃参加が売りの一つだったワイナルドゥムですが、今シーズンはポジションを一つ下げアンカーに入っています。
どうやらポジションについてはクロップとも話をしたうえで決まったそうで、ワイナルドゥム自身も面白いチャレンジだと思ったそうで、新しいポジションでのチャレンジを楽しんでいるみたいです。
ワイナルドゥムといえば、2016年にニューカッスルから加入したときは、攻撃的なポジションならどこでもこなせるということで適正ポジションはどこなのかと議論がありましたが、今やアンカーもこなすほど”ポリバレント”(笑)な選手になりましたね。
とはいえ、ワイナルドゥムのアンカーはそれまでのアンカーの選手とはまた違ったタイプの選手だと思います。
アンカーの選手といえばカンテやカゼミーロといった選手たちのような守備職人タイプや、ピルロやジョルジーニョ、そしてヘンダーソンのようなパス能力の高い司令塔タイプ等の選手が配置されるかと思いますが、ワイナルドゥムはそのどちらでもないタイプのアンカーです。
試合を見ているとわかりますが、ミルナーやケイタと頻繁にポジションを入れ替わってかなり流動的な中盤を作っています。
アンカーの位置にはミルナーが入ったり、ケイタが入ったり、そしてワイナルドゥムも時として果敢にゴール前まで上がっていきます。
つまりワイナルドゥムだけではなく、中盤の3人で新たなアンカー像を作っているといってもいいかもしれません。
これは3人に強力な信頼関係がないとできない芸当だと思います。
3人が一緒に攻め上がるようなことがあれば、カウンターでたちまちやられてしまいますし、3人ともリスクを負わずに組み立てだけをやってしまえば迫力のある攻撃は作れません。
クロップによって「フォア・ザ・チーム」の精神が各選手に行き届いているからこそできるチームプレーだと思います。
攻撃にも守備にも労を惜しまないジニ、ミルナー、ケイタの3人だからこそ抜群の意思疎通ができている、そう思います。
ポジション争いはここからが本番
8月は全ポジション固定で走り抜けましたが、試合数が一気に増える9月からはここまで出番の少なかった選手たちにもチャンスがやってくるでしょう。
途中出場が続くヘンダーソンのコンディションも万全になると思いますし、やっぱりヘンダーソンが入ると試合のリズムが良くなります。
また復活を誓うララーナもプレシーズンは絶好調。引いた相手に対しては有効なカードになると思いますので、そこからレギュラー奪取に向けて結果を出していくでしょう。
そしてここまで出番のないファビーニョも徐々にクロップのスタイルにフィットしてくることでしょう。
昨シーズンチェンバレンがチームにフィットしたのは年末あたりからでした。
今スタメンの3人が年末までずっと同じとは到底思えません。
ポジション争いはここからが本番。
その中でも激戦の中盤はどのユニットがベストなのでしょうか。
ここからのクロップのメンバー起用は要注目です!