出遅れたケイタ
週末のパレス戦で起用はあるのか?
8番の覚醒が待ち遠しい
手薄な中盤でチャンスが回ってくるか?
Do you think Naby Keita should start more games? ⬇️ #LFC pic.twitter.com/O9L0IDpUDq
— Anything Liverpool (@AnythingLFC_) January 16, 2019
今夏の新戦力で未だに完全にフィットしきれていないのがナビ・ケイタです。
ライプツィヒから加入したギニア代表は、レジェンドの8番を託され、当初は誰よりも早くポジションを奪うと見られていましたが、未だに本領発揮とはいっていません。
ここまでリーグ戦の出場は15試合。
ですが先発出場を果たしたのは、その半分の8試合に留まっています。
CLでも3試合の出場です。
さらに、気になる点はゴールもアシストも未だに0ということです。
同じく新加入組のシャキリはリーグ戦17試合で6ゴール2アシスト、ファビーニョは13試合で1ゴール2アシストとしっかり数字も残しています。
誰も予想できなかったケイタの現状ですが、ここから後半戦の戦いにはケイタのフィットが不可欠だと思います。
「自信を失っている」
“The team’s objective is my objective. I play for the team. Whatever we want to achieve, I’ll achieve with them. It’s special to have Klopp as a coach. He’s open, you can talk to him and he’s there for all of us. It’s a real pleasure to play for him” #LFC #YNWA
— TheKop.com (@TheKop_com) October 31, 2018
- Naby Keita pic.twitter.com/74ONmMf9tE
そうコメントしたのはクロップです。
ユルゲン・クロップ
「ライプツィヒ時代と比べると、少し自信に欠けているように感じる。ライプツィヒで見せていたプレーがこのクラブで出来ているかと問われたら、答えは『ノー』だ。」
「でもケイタは徐々に適応してきているし、上達している。時間を与えれば問題ない。」
今季リヴァプール加入のMFケイタ、指揮官が言及「自信に欠けている」 | サッカーキング参照
ライプツィヒ時代は深いポジションから、グイグイドリブルで前に運んで、密集地帯をひとりで切り裂いて、ガンガンゴール前に顔を出し、ダイナミズムに溢れていたケイタですが、リバプールに加入してからそのようなプレーは残念ながら一度も見られていません。
また負傷の多さも、ケイタが波に乗れないひとつの要因でしょう。
クラブでの負傷、代表での負傷、復帰して数試合出たらまたケガでいなくなってしまう。
その間にシャキリがフィットし、ファビーニョがフィットし、フォーメーションも変わっている。
そんな状態ですから、ケイタはなかなかフィットしきれませんし、まだ自分の役割というものを見つけられていないのではないでしょうか?
ですが、クロップの言うとおり、辛抱強く待てば彼が今後リバプールにもたらすものは特大のものになるはずです。
チャンスは今しかない!
What’s your midfield preference, Reds? 🤔 pic.twitter.com/eOzfXWI3ZL
— Anfield HQ (@AnfieldHQ) January 13, 2019
絶賛ケガ人続出中のリバプールは、ファビーニョやミルナーに最終ラインに入ってもらわなければいけない状況になっています。
さらに直近でワイナルドゥムの離脱も発表されていますので、週末のパレス戦でケイタが出場してくる可能性はかなり高いはずです。
現在のスタンダードなシステムは4-2-3-1。
前の4枚は基本固定になりつつありますので、ケイタはヘンダーソンあたりと2ボランチを組むことになりそうです。
前節のブライトン戦ではワイナルドゥムとヘンダーソンのコンビでしたが、格下相手にブロックを崩してゴールをこじ開けるという試合展開で、ワイナルドゥムとヘンダーソンのコンビでは物足りなさを感じた人も多いのではないでしょうか?
整備されてスペースを埋めるDF相手に対して、ワイナルドゥム、ヘンダーソンコンビはブロックを崩す閃きというものがあまりない選手なので、もうひと押しが足りず1-0という最小得点での勝利となりました。
念のため言っておきますが、彼らの戦う土俵はそこではないので責めるのはお門違いですが、ああいう試合こそケイタがフィットしていればと思ってしまいます。
ケイタは密集地帯でも1人2人を独力で剥がせる力があるので、彼本来のプレーができれば、必ずブロックにほころびができるはずです。
シティにしろチェルシーにしろ格下相手に苦戦するときはいわゆる”5レーン”をすべて埋められ、縦パスが全く入らないという状況になり、中央を崩すことができずにサイドに迂回させられ攻撃が単調になるということが挙げられます。
しかしドリブルで組織を崩す選手がひとりでもいると、真ん中の攻めルートができるので格下相手には非常に効果的です。
昨シーズンの後半戦でいえばチェンバレンがこの役割ができる選手でしたね。
チェンバレンがいない今、この役割ができる中盤の選手はケイタしかいません。
だからこそ、ケイタの完全フィットに期待したのです。
まずは週末のパレス戦!
背番号8がスタメンに名を連ねていることを願います。