コウチーニョが去り
チェンバレンがいない
フロントスリーを支える4人目は…
まさかの黒星
“The boys are very disappointed, I’m very disappointed and we have to do better. They had too many set pieces and with one they scored. They score the second and then the atmosphere was completely different, you could feel it” #LFC #YNWA
— TheKop.com (@TheKop_com) November 7, 2018
- Klopp’s thoughts from last night! pic.twitter.com/IkVh8qXAPH
「今回の敗戦を受けて、選手たちも落ち込んでいるだろう。私も落ち込んでいる。もっとうまくやらなければならない。わたしたちならそれができるはずだ。とはいえ今日の試合に関しては手遅れだ。この試合から学ばなければならない」
参照:CL完敗にクロップ監督も呆然…「リバプールの弱さが出た」 | ゲキサカ
完敗でした。
絶対に勝ち点3が欲しい第4戦。
レッドスターの本拠地に乗り込んだリバプールは手ぶらで帰ってくることになってしまいました。
アーセナル戦の疲労、前線の迫力のなさ、運もなかったか。
いずれにせよ、スタディオン・ツルヴェナ・ズヴェズダでみせたリバプールのサッカーは勝利に値しないサッカーでした。
まさかこんな展開になるとは思いませんでした。
これが欧州の舞台の怖さなのか。
良いのか悪いのか、パリとナポリの試合はドローに終わったため、かろうじて2位をキープしているリバプールですが、厳しい状況に置かれていることは間違いありません。
中盤のリンクマン
Philippe Coutinho has scored his first goal against Real Madrid in his second Clásico appearance.
— Squawka Football (@Squawka) October 28, 2018
Jordi Alba finds someone else to cut it back to. pic.twitter.com/nt1OLvgLIp
かつてはコウチーニョがいました。
インサイドか左サイドに入り、効果的なパスと個人打開力と必殺のミドルシュートでブロックを敷いてきた相手に対しても何かやってくれるのではないかという期待感がありました。
コウチーニョが去り、さてどうなるかと思ったとき、チェンバレンが台頭しました。
同じく必殺のミドルシュートを持ちながら、驚異的な推進力で無理やりブロックをこじ開け、ゴールに絡んでいきました。
しかしコウチーニョが去り、チェンバレンがいない今シーズン、フロントスリーをサポートするのは誰になるのか。
マネ、サラー、フィルミーノだけに頼りきっていては点が取れない。
今シーズンの序盤を見て、不安はありましたが、11戦無敗という記録がそれを隠していました。
しかし昨夜の1戦でついにその限界を露呈してしまいました。
ミルナーとワイナルドゥムはああいう展開で打開力を持った選手ではありません。(言うまでもありませんがミルナーとワイナルドゥムは今シーズンの躍進の影の立役者です。念のため。)
期待されたララーナはベストフォームを取り戻すことができておらず、オリギはこの試合が今シーズンの初出場でした。
もっとも1発が期待できるスタリッジは前半で交代。
正直この試合でリバプールがゴールを奪うシーンをイメージすることは最後までできませんでした。
ケイタとシャキリ
Jürgen Klopp is encouraged by Naby Keita’s form with Liverpool so far as the midfielder prepares to return from a hamstring injury.
— Anything Liverpool (@AnythingLFC_) November 5, 2018
🗣“It was a very good start. He did a proper pre-season from the first day, played fantastic games and made a good start in the league,” pic.twitter.com/VKUUXMBrpX
もちろんこういう試合展開のための選手はいます。
それがケイタとシャキリです。
密集地帯でも細かいタッチで切り込んでいけるケイタと、キラーパスとキャノン砲を搭載したシャキリ。
このゲームでピッチに立って欲しかった2人です。
しかしシャキリは遠征メンバーから外れ、ケイタはまだ試合に出られる状態ではありませんでした。
攻めに行かなければいけない展開としては、この試合のベンチは心もとないメンバーでした。
もちろん結果論でもあり、タラレバの話ではありますが、これではっきりしました。
リバプールがさらに上を目指すにはケイタ、あるいはシャキリがレギュラーを取るぐらいにフィットしなければなりません。
ケイタの覚醒
その2人の中でも特に期待したのがケイタですね。
クロップサッカーの中盤としてはまさにこれ以上ない能力を持っています。
攻守にハードワークができて、ゴールシーンにも顔を出すことができる。
与えられた8番という数字がクラブの、いやクロップの期待の高さです。
これからというタイミングでのケガはほんとに残念でしたが、週末のフラム戦、そしてその後は代表ウィークでまた1週間お休みです。
そろそろケイタが覚醒してくれないと、リバプールはひとつ上のレベルにはいけません。
マネ、サラー、フィルミーノがめちゃくちゃコンディションが悪いとは思いません。
ゴールだって挙げています。
しかし、クロップが来てからのリバプールは”ファブ4”と呼ばれる4人が攻撃の軸としてクローズアップされてきました。
そう4人なのです。
コウチーニョがいない、チェンバレンがいない、ララーナは調子が上がってこない。
となれば、その4人目はケイタ。
そう思うからこそ、早くケイタにはレギュラーを奪取するぐらいになって欲しいのです。
そしてケイタがレギュラーとなったならば、リバプールはシティに挑戦する力を手に入れるんだと思います。
まだ何も失っていません。
リーグ戦は3位につけているし、シティまでは2ポイント差。
CLだって敗退が決まったわけではありません。
確かにこの試合でリバプールの脆さ、弱さが浮き彫りになりました。
しかしそれを埋め、次のレベルに引き上げてくれる選手はそろっています。
このまま終わらないのがリバプール。
逆境に強いのがリバプールです。
まだシーズンは半分も終わっていません。