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リバプールの新加入選手のここまで

絶対的守護神

背番号8を継ぐもの

夏の新戦力の序盤戦を振り返って

 

新戦力の2ヶ月

ミッドウィークのカラバカップ3回戦チェルシー戦で、ようやく先発デビューを果たしたファビーニョと。

既に絶対的な守護神となっているアリソンに、中盤のエンジンナビ・ケイタ、攻撃のオプションシャキリ。

今夏リバプールにやってきた新戦力4名のここまでを一度振り返ってみたいと思います。

 

アリソン・ベッカー

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GK史上最高額でローマからリバプールにやってきたアリソン。(すぐケパに抜かされたけど笑)

ブラジル代表でも正守護神を務めるアリソンを手にし、リバプールの最後のピースが埋まりました。

つい最近この移籍の裏にコウチーニョの助言があったことも語っていましたね。

 

リバプールに加入してからすぐさま正守護神の座に就いたアリソンは、その実力と移籍金に偽りのないハイパフォーマンスでここまでの快進撃を支えています。

アリソン最大の特徴としてはその足元の技術。

GKとは思えないボールさばきと、パスの精度は、今シーズン後ろからのビルドアップにも自信を持っているチームを見ればその貢献度は絶大です。

しかしその自信が仇となってレスター戦では失点に直結するミスも犯してしまいましたが、これは良い教訓として今後のためにも良かったのではないでしょうか?

 

ショットストップもトップレベルで、ここまでのゲームですでにチームを救うビッグセーブも見せています。

文字通り「勝ち点を稼げるGK」で、リーグ最少失点は彼によるところも少なくありません。

 

ここまでの2ヶ月は文句なし。

このままシーズンを通してハイパフォーマンスを続けてくれれば、取りこぼしも減らすことができますし、大一番でも彼の存在感に助けられるでしょう。

間違いなく今夏最高の補強。

リバプールの弱点はなくなったといってもいいと思います。

 

ナビ・ケイタ

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異例の一年前の契約発表で今夏ついにマージーサイドに到着したナビ・ケイタ。

多くのサポーターが待ち望んだ彼はジェラードの背番号8を受け継ぐというVIP待遇。

カンテのようにボールを狩りとる力に加えて、攻撃性能まで兼ね備えているという二刀流のケイタは、さっそく開幕戦からスタメンに抜擢されますが、現在は徐々に出場機会を減らしつつあります。

前所属のライプツィヒでリバプールと似たスタイルの”パワーフットボール”の体現者として中心選手だったケイタは、すんなりレギュラーを奪うのではないかと見られていましたが、リバプールの選手の方が一枚上手だったようです。

現在の中盤のファーストチョイスはジニ、ミルナー、ヘンダーソンになっているように見えます。

それでも、ケイタには彼ら3人にはない武器も持っています。

ボールを奪ってからの前への推進力、密集地帯でもドリブルで侵入できる足元の技術。

まだまだ連携の部分など成熟していないところはありますが、時折見せる彼のプレーにはポテンシャルの高さを感じます。

 

ミッドウィークのチェルシー戦でも、積極的な攻撃参加は非常に効果的でした。

同じく攻撃的なMFのチェンバレンはシーズンアウト、ララーナもケガがちということを踏まえれば、ケイタの早期フィットが望まれます。

 

ここまでの2ヶ月は60点といったところでしょうか。

加入当初の期待感がかなり高かったこともありますので、まだまだこれからといった感じ。

原石のデカさは新戦力の中でも特大サイズなので、クロップの元ワンランクもツーランクも上の選手に成長してくれるでしょう。

この先が楽しみな選手です!

 

ファビーニョ

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誰ひとり予想していなかった角度から彗星の如く現れたブラジル代表ファビーニョ。

噂なんてこれっぽちも挙がっていなかったのに、いつコンタクトとっていたのか。

しかしリバプール待望の守備的MFをすんなり確保できたのは相当デカイですね。

アンカーのポジションは実質ヘンダーソンしかおらず、ルーカスが抜けてから守備専門のMFも不在でしたから、この大型MFの加入でリバプールの中盤の層がグッと上がりました。

彼の補強に危機を感じたヘンダーソンが休暇を早めに切り上げてチームに合流したいとクロップにお願いした、なんてこともありましたね。

結局クロップに「休め!」と言われ、許してもらえなかったみたいですが笑

 

もともと右SBとしてキャリアをスタートしたファビーニョは、モナコでアンカーとして開花。

上背があり、ボールを奪うスキルに加えて、ボールを散らすことも、運ぶこともできるファビーニョは、プレミアファンには馴染みのマティッチのような選手ですね。

どことなく顔も似ている気がするんですよね~

 

しかし先日のカップ戦でようやく先発デビューを果たしたように、まだまだクロップサッカーには完全にフィットできていないようです。

あのハイスピードサッカーに馴染むのは簡単ではないようですね。

また今はビッグゲームが続いていることも、ファビーニョの出場機会の少なさに関係しているようにも思えます。

が、これから年末になれば、わけがわからないほど試合数も増えますので、おのずとファビーニョの出番も増えるでしょう。

その時までにクロップサッカーをしっかりインストールして、中盤の番人として君臨していただければと思います。

 

ここまでの2ヶ月は50点ぐらいでしょうか。

そもそもの出場機会の少なさで、判断するのも難しいところですが、早くプレミアの水に慣れていってほしいですね。

 

ジェルダン・シャキリ

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2部降格のストークから格安で手に入れたシャキリ。

中堅クラブで無双していた、バリバリのスイス代表をこの価格で手に入れられたのはめちゃくちゃデカイです。

プレシーズンのユナイテッド戦では、挨拶がわりに豪快なバイシクルシュートでサポーターにご挨拶。

マネともサラーともタイプの違うアタッカーはリバプールに新しい攻撃のオプションをもたらしました。

第6節のサウサンプトン戦で先発デビューを果たすと、4-2-3-1の新システムのトップ下として攻撃に違いを生み出しマン・オブ・ザ・マッチに。

フロントスリーとの連携も上々に見えますので、今後彼の良さがもっと出てくると、相乗効果でチームの破壊力も増していくでしょう。

 

また、まだ彼の代名詞でもある、右サイドからカットインしてからの弾丸ミドルが見れていませんが、いつ見せてくれるのでしょうか?

もったいぶらないで早く見せて欲しいですね笑

プレースキッカーとしても鳴らしてるシャキリは右足のアーノルドとともに、相手チームに、FKの驚異も与えながらの守備を押し付けることができます。

 

守備面に関しては多少目をつぶっているようにも見えますが、今シーズンはジョーカーとしての活躍を期待したいです。

 

ここまでの2ヶ月は70点。

シャキリの加入でマネとサラーの負担も軽減することができますし、リバプールの攻撃に新たな可能性を提示しました。

すでにプレミアで何年もプレイしていましたので、プレミア特有のフィジカル勝負も問題なし。

今夏最大のバーゲンセールでした。

 

まとめ

そもそもなんでこんなタイミングで、新戦力の振り返りをしたかというと、改めてクロップの補強に感服したからです。

クロップが来てから、加入する選手にハズレがありません!

まだ完全にチームにフィットしていない選手もいますが、 それは時間が解決してくれるでしょう。

クロップのリバプールは今シーズン一つの到達点に辿り着いたのではないでしょうか。

となれば、あとはタイトルを獲るのみ!

 

29年ぶりのリーグ制覇に向けて、準備は整いました。