イスタンブール、ミレニアムスタジアム
そしてアンフィールド
リバプールの劇的な試合をプレイバック
リバプールといえばドラマティックなゲーム
突然ではありますが、本日はリバプールのベストゲームTOP5ということで、
僕が好きなリバプールらしい劇的な試合を紹介したいと思います。
とは言ってもかなり王道なランキングになっているので、そんなの知ってるよ!と思われるかもしれませんが、良かったらいっしょに、少し昔を振り返って思い出にふけって頂けたらと思います。
それでは、ぽる的リバプールベストゲームを発表していきます!
第5位 13/14シーズン PL34節 VSマンチェスター・シティ ~究極の天王山~
4 years ago today, Liverpool took a huge step towards the 2014 Premier League title with a 3-2 win against Manchester City.
— Anfield Express (@AnfieldExpress) April 13, 2018
Goals from Sterling, Škrtel and Coutinho won Liverpool the game. pic.twitter.com/enyBvtX2Qw
試合結果:3-2
得点者:6分 スターリング
19分 シュクルテル
56分 ▲ダビド・シルバ
62分 ▲オウンゴール
78分 コウチーニョ
メンバー
GK ミニョレ
DF グレン・ジョンソン
フラナガン
シュクルテル
ママドゥ・サコー
MF ジェラード
ヘンダーソン
コウチーニョ
スターリング
FW スアレス
スタリッジ
ここ数年でもっともリバプールが優勝に近づいたシーズンでした。
前半戦を4位で折り返したリバプールですが、年明け以降怒涛の連勝街道で優勝争いに躍り出て、満を持して迎えたのがこのシティとの天王山。
勝てば単独首位に浮上するリバプールにとってはアンフィールドでのこの1戦はなんとしてでも勝利が欲しい試合でした。
さらにヒルズボロの悲劇から25年を迎え試合前には黙祷が捧げられ、いつもよりさらにボルテージの上がったアンフィールド。
その雰囲気に後押しされるように果敢に攻めたリバプールが前半に2ゴールを挙げリードを奪います。
しかし後半、当時シティに所属していたミルナーが投入されると流れはシティへ。
あっという間に同点にされ、あわや逆転というシーンまで作られてしまいます。
それでも勝利の女神はリバプールに微笑みました。
78分、コンパニのクリアミスがコウチーニョのもとに溢れると、そのままダイレクトシュート!
起死回生の勝ち越しゴールでリバプールが首位に立ちました。
この試合のあとジェラードが男泣きをし、円陣を組んでチームに喝を入れるシーンは未だに胸が熱くなるシーンですね。
ちなみにこの試合は僕も恵比寿のスポーツバーで観ていましたが、えげつない盛り上がりだったことは今でも鮮明に覚えています。
ほんとにお店のなかに収まりきらないくらいコップで溢れていました。
僕のスポーツバー史上もっとも楽しかった一夜でした。
第4位 17/18シーズン CL準々決勝1stleg VSマンチェスター・シティ ~最強対最強~
🏆 Champions League quarter-final first leg results:
— FourFourTweet (@FourFourTweet) April 4, 2018
🇪🇸 Sevilla 1-2 Bayern Munich 🇩🇪
🇮🇹 Juventus 0-3 Real Madrid 🇪🇸
🏴 Liverpool 3-0 Man City 🏴
🇪🇸 Barcelona 4-1 Roma 🇮🇹 pic.twitter.com/cW8yg63XOz
試合結果:3-0
得点者:12分 サラー
20分 オックスレイド=チェンバレン
31分 マネ
メンバー
GK カリウス
DF アレクサンダー=アーノルド
ロバートソン
ファン・ダイク
ロヴレン
MF ヘンダーソン
オックスレイド=チェンバレン
ミルナー
FW サラー
マネ
フィルミーノ
第4位は大躍進を果たした17/18シーズンのCLから準々決勝のマンチェスター・シティ戦です。
プレミア史上最強との呼び声が高かったシティとの同国対決。
ベスト8にこれただけでも御の字みたいなところもあり、シティ相手に2試合で上回るのは厳しいかな、なんて思っていましたが、蓋を開けてみたら圧巻の完封勝利。
ペップキラーの異名を持つクロップはこのシーズンシティ相手に4試合で3勝を挙げ、唯一王者シティに噛み付きました。
試合は12分、カウンターから最後はサラーで先制。
20分、チェンバレンの超絶ミドルで追加点
31分、マネが頭であわせて3点目。
前半だけで立て続けに3ゴール。いったいこの試合何点取るんだ!と早朝からテンション上がりまくっていたのを覚えています。
圧巻のゴールショーでしたが、それよりもこのシティ相手にクリーンシートっていうのがまたすごいですね。
アンフィールドの素晴らしさを感じた一戦でした。
ちなみ僕はこの時のチェンバレンのシュートで一気に惚れました。
第3位 05/06シーズン FAカップ決勝 VSウェストハム ~ジェラード劇場~
BBCWorld: RT BBCSport: On this day in 2006, Liverpool beat West Ham on penalties in that epic #FACup final.
— Victor254 News (@victor254news) May 13, 2016
Watch… pic.twitter.com/zF8FhzFMo9
試合結果:3-3 (PK戦 3-1)
得点者:21分 ▲オウンゴール
28分 ▲アシュトン
31分 ジブリル・シセ
54分 ジェラード
83分 ▲コンチェスキー
90分+1 ジェラード
メンバー
GK レイナ
DF フィナン
リーセ
ヒーピア
キャラガー
MF シャビ・アロンソ
シソッコ
ジェラード
キューウェル
FW クラウチ
ジブリル・シセ
リバプールがCLを制覇した次のシーズンでした。
ミレニアム・スタジアムで行われたFAカップ決勝。
試合は前半からリバプールが苦境に立たされます。
21分、クロスをカットしようとしたキャラガーがまさかのラボーナでオウンゴール。
続く28分にはシュートをレイナがこぼしてしまいアシュトンに詰められ0-2。
それでもリバプールにはこの男がいました。
31分、ジェラードのピンポイントのミドルパスに抜け出したシセがダイレクトボレーで反撃の1点。
折り返しの後半54分にはクロスのこぼれ球をジェラードが豪快なボレーで同点。
しかし83分。コンチェスキーのクロスがそのままネットに突き刺さり再度ビハインドを背負いますが、アディショナルタイムに再びジェラードです。
クロスのこぼれ球が意志を持ったようにジェラードのもとへ。
迷わず右足を振り抜いたジェラードの一撃はゴール左隅に吸い込まれます。
3-3で延長に入りそのままPK戦へ。
ここまでミス続きだったレイナが3本ストップしリバプールが優勝に輝きました。
まさにジェラード劇場。
すべてのゴールに絡んだジェラードがイスタンブールに続いて決勝での勝負強さを見せました。
第2位 15/16シーズン EL準々決勝2ndleg VSドルトムント ~This is Anfield~
Liverpool v Dortmund (2015/16) & the greatest ties in #UEL history ➡ https://t.co/G3isjf8ePd
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) May 3, 2016
Most unforgettable? pic.twitter.com/I66R3JfuD6
試合結果 :4-3
得点者:5分 ▲ムヒタリアン
9分 ▲オーバメヤン
48分 オリギ
57分 ▲ロイス
66分 コウチーニョ
77分 サコー
90分+1 ロヴレン
メンバー
GK ミニョレ
DF クライン
モレノ
ロヴレン
サコー
MF ミルナー
エムレ・チャン
ララーナ
コウチーニョ
FW フィルミーノ
オリギ
クロップ就任初年度、ヨーロッパリーグの舞台でクロップの古巣ドルトムントと相見えました。
1stlegを1-1で折り返して迎えたアンフィールドでの2ndleg。
両サポーターのYou'll Never Walk Aloneが合唱され素晴らしい雰囲気でのキックオフとなりましたが、開始早々ムヒタリアンとオーバメヤンにゴールを許す厳しい展開。
後半すぐの48分にオリギが反撃のゴールを奪いますが、すぐさまロイスに決められ再び2点のビハインドに。
それでもリバプールは諦めません。ここはアンフィールドです。
66分、ミルナーとのワンツーで落としをもらったコウチーニョが右足一閃!
再び1点差にすると、ジェラードを彷彿とさせるジェスチャーでサポーターを煽ります。
77分、CKが抜けてきた先に待っていたのはママドゥ・サコー!頭で押し込み同点。
それでも突破にはもう一点必要です。
迎えたアディショナルタイム。歓喜の瞬間が訪れます。
右サイドでボールを受けたスタリッジが、上がってきたミルナーにパスを通すと、ラインギリギリで上げたクロスに合わせたのはデヤン・ロヴレン!
執念のヘディング弾でアンフィールドは狂喜乱舞!
トータルスコア5-4でリバプールが勝ち抜けました。
これぞリバプール!これぞアンフィールド!
これだからリバプールのファンはやめられないんですよね。笑
試合後ピッチを駆け回り、ガッツポーズでサポーターを煽るクロップはほんとに最高でしたね。
スアレスが抜け、スターリングが抜け、ロジャーズが解任され、
重苦しい雰囲気が漂っていたリバプールに”ノーマル・ワン”は再び情熱を取り戻してくれました。
その象徴となる1戦でした。
第1位 04/05シーズン CL決勝 VSACミラン ~イスタンブールの奇跡~
ON THIS DAY: In 2005, the Miracle of Istanbul.
— Squawka Football (@Squawka) May 25, 2018
01' ⚽️ Maldini
39' ⚽️ Crespo
44' ⚽️ Crespo
HT: AC Milan 3-0 Liverpool
54' ⚽️ Gerrard
56' ⚽️ Šmicer
60' ⚽️ Alonso
One of the greatest comebacks of all time. 🏆 pic.twitter.com/GIo8AcZO3N
試合結果:3-3 (PK戦3-2)
得点者:1分 ▲マルディーニ
39分 ▲クレスポ
43分 ▲クレスポ
54分 ジェラード
56分 スミチェル
60分 シャビ・アロンソ(PK)
メンバー
GK デュデク
DF フィナン
トラオレ
ヒーピア
キャラガー
MF シャビ・アロンソ
ジェラード
ルイス・ガルシア
リーセ
キューウェル
FW バロシュ
言わずもがな、1位はもちろんイスタンブールの奇跡です。
リバプールファンはもちろん、全世界のサッカーファン(ミラニスタ以外)が感動に包まれた1戦です。
戦前の予想では圧倒的にミラン有利でした。
この時まさに黄金期を迎えていたミランは全ポジションにワールドクラスを揃えていました。
GKジダ、DFはマルディーニ、ネスタ、スタム、カフー、中盤にピルロ、セードルフ、ガットゥーゾ、カカ、2トップがシェフチェンコとクレスポです。
いくらなんでもやりすぎでしょ!笑
ミランの優勝は固いとみられていましたが、サッカーに絶対はないんですね。
前半は完全にミランが支配しました。
キックオフ早々のセットプレーからマルディーニの鮮やかなボレーで失点。
そのあと前半終了間際に立て続けにクレスポに決められ3-0。
完全なる死亡フラグ。
それでもサポーターは諦めません。
ハーフタイムを追え選手がピッチに戻ってくるとYou'll Never Walk Aloneの大合唱で迎えます。
すると後半54分、キャプテンのジェラードがヘッドで決めて反撃の狼煙を上げると、わずか2分後スミチェルのミドルで1点差!
さらに60分、エリア内でジェラードが倒されPKを獲得。
これをシャビ・アロンソが一度は弾かれるものの、自らが再度押し込んでついに同点。
延長に進み、迎えたPK戦。
デュデクのクネクネ戦法によってミランはセルジーニョがミス。
さらにピルロのコースは甘くデュデクがセーブ。
そして迎えたシェフチェンコ。ゴール真ん中に蹴ったボールを再びデュデクがセーブして、リバプールが優勝を果たした。
サッカー界にこれ以上の奇跡はあるでしょうか。
この試合を見てリバプールファンになった方が日本にもたくさんいると思います。
僕がまさにそうですから。
この試合を見てジェラードに一目惚れして、以来リバプールのファンになりました。
何度見ても泣ける、熱い試合でした。
ハーフタイムのサポーターのYou'll Never Walk Aloneはほんとに忘れられませんね。
リバプールの伝説として永遠に語りるがれる1試合でしょう。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
気合入れて書いたらかなりのボリュームになってしまいました。笑
最高のサポーター、最高のスタジアム、そして最高のメンバーを要するリバプールは数々の名勝負を演じてきました。
その中でも僕のTOP5は現状はこうなります。
とはいえ僕もまだまだサポーター歴が短いので、他にもたくさん名勝負があると思います。
よかったらみなさんのベストゲームも教えていただけると幸いです。
そしてこれからもドラマティックな試合が見られることを期待しています!
YNWA!!