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プレミアアシスト王 32歳ミルナーの進化が止まらない

PL通算アシスト王

CLシーズンアシスト数新記録

鉄人ミルナーが欠かせない理由

 

献身性の塊、ジェームズ・ミルナーという男

ツイッターにて面白いものを見つけました。

 

 

プレミアリーグの通算アシスト数のランキングだと思いますが、ジェームズ・ミルナーが堂々のトップ。

まさかあのダビド・シルバをおさえて一位とは、恐れ入りました。

2002年に16歳でプロデビューしてから16年間プレミアの各クラブを渡り歩いてきたベテランは、献身性に優れ、リーダーシップに溢れ、プロフェッショナルな姿勢を貫いてきました。

そして今季リバプールで4年目を迎えたミルナーは、32歳という年齢を感じさせないプレーでチームを牽引しています。

 

16/17シーズンは左SBとしてポジションを確保しましたが、17/18シーズンは中盤に復帰。

しかし前半戦はベンチスタートが多く、左SBではなく中盤ではポジションは確保できないかと思われていましたが、ケガ人が続出した終盤戦から出場機会を増やすと、一段と存在感を発揮。

今や中盤の一角として欠かせない存在となりました。

 

このミルナーという選手は何がすごいのでしょうか。

それはほかの選手にはない2つの武器ではないかと思います。

 

献身性と切り替え(トランジション)の速さ

この2つがミルナーの武器ではないでしょうか。

じゃあ献身性っていったいなんなのかというところですが、個人的にはサボらないところだと思っています。

その点に関してはミルナーはずば抜けていると思います。

ピッチ上でミルナーがチンタラしているところを見たことがあるでしょうか?

少なくとも僕はありません。

常にミルナーはプレスをかけ続けています。

そのスタミナもえげつないんですが、90分間スプリントを続けられるというのはクロップサッカーにおいては欠かせない能力です。

その証拠にどの試合を見てもミルナーの走行距離はたいがい1位です。

もちろん走ればいいというわけではありませんが、運動量が何かと求められる現代サッカーにおいては大きな武器になります。

攻撃の場面では常にサポートできるポジショニングを取りながら、チャンスと見るや2列目から飛び出していきます。

もしそれでボールが来なかったとしても、そのフリーランニングにより相手の守備ブロックをズラすことができるので、見えないところでほかの選手のチャンスメイクもできています。

いわゆるデコイランというやつですね。自分が囮になることも厭わないわけです。

 

そしてもうひとつの武器が切り替えの速さですね。

現代のサッカーは攻撃と守備が表裏一体。

ゲーゲンプレスをはじめ、多くのビッグクラブが”ボールを失ってから5秒以内に奪い返す”という共通認識を持っています。

いわゆる攻撃→守備に切り替わる瞬間、どれだけ速くそして組織的にアプローチできるかが非常に重要な要素となっています。

そのサッカーの最前線を行くリバプールにおいてもミルナーの切り替えの速さは異常です。

なんかもう練習でどうにかできるレベルではないと思えてくるくらい極限のスピードで、ボールを失ったら必ずミルナーが出てくるんじゃないかってくらいプレッシングには命をかけています。

 

いっけんするとテクニックがあるわけでも、スピードがあるわけでもない、言うなれば華のない選手に見えますが、彼のプレースタイルとクロップの志向するサッカーはドンピシャで相性がいいと思います。

そしてなんといってもケガをしないというとこも信頼を得られるポイントだと思います。

どんなに激しい接触でもしれーっと立ち上がる様は爽快です。笑

 

なんだかまとまりのない話になってしまいましたが、冒頭の画像を見たときにミルナーを褒め倒す記事を書きたいと思ったので、投稿させていただきました。

正直昨シーズン左SBのコンバート期間が終わり中盤に復帰すると聞いたときは、いわゆるカップ戦要員になるのではと思っていました。

ところがどっこい、彼はケガ人が多いからスタメンなのではなく、実力でポジションを奪ったんだと感じました。

その上で若手の手本となる良き先輩でもあり、まさにプロフットボーラーの鑑です。

今夏新戦力が増えたりララーナが復帰したりと、中盤のポジション争いはさらに激化しましたが、ミルナーにはミルナーにしかない武器を持っています。

boring milner(退屈なミルナー)とは言わせません。

もっともアグレッシブで90分間走り続ける鉄人。

 

ジェームズ・ミルナー32歳。

彼はまだ成長を続けています。