連覇を狙うシティに死角なし!?
最多16人を送り込んだ
ワールドカップの影響はどこまであるのか?
プレミアは今季も”1強”なのか?
昨季リーグ戦32勝4分2敗勝ち点100。
数々のプレミア新記録を樹立した、圧巻のシーズン。
2位のユナイテッドに勝ち点19差をつけ、群雄割拠のプレミアで”1強”を築いてしまったシティを止めるチームは現れるのか?
もし彼らに待ったをかけるチームがいなければ連覇を許してしまうことになるでしょう。
いよいよ明朝に迫ったリーグ開幕と長いようで短いお盆休みがスタートし興奮気味のぽるです!
このコーナーではプレミアのビッグ6について、各チームの選手の質や層、今夏の移籍市場の動向、監督の交代など、総合的に評価し僕の独断と偏見で勝手に格付けをさせていただきます。笑(一サッカーファンとして公正に見ているつもりです)
5日目の本日は昨シーズンの王者マンチェスター・シティを見ていきたいと思います。
アーセナル編はこちら→プレミア開幕直前 ビッグ6勝手に格付け アーセナル編
チェルシー編はこちら→プレミア開幕直前 ビッグ6勝手に格付け チェルシー編
スパーズ編はこちら→プレミア開幕直前 ビッグ6勝手に格付け スパーズ編
マン・ユナイテッド編はこちら→プレミア開幕直前 ビッグ6勝手に格付け マンチェスター・ユナイテッド編
リバプール編はこちら→プレミア開幕直前 ビッグ6勝手に格付け リバプール編
シティの今夏の動き
"They're redefining the English game and I wanted to be a part of it."
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) July 11, 2018
Riyad Mahrez reflects on Manchester City move after joining in £60m deal from Leicester: https://t.co/TL2LgF4Nrb pic.twitter.com/Wf3QC9GhyZ
ユナイテッド同様、今夏のシティもおとなしい移籍期間でした。
昨夏はDFラインを大刷新。サニャやクリシー、サパレタ、コラロフとSBを全員放出。
代わりにカイル・ウォーカーやダニーロ、メンディを獲得。
さらに一昨シーズンにブラボを獲得していたにもかかわらず、ペップを満足させることはできず、すぐさまエデルソンも獲得しました。
多くのプレミアファンを驚かせた1年前とは打って変わって今夏の補強は一人のみ。
放出もほとんどありませんでした。
【IN】
MF リヤド・マフレズ(27) レスター→
【OUT】
GK ジョー・ハート(31) →バーンリー
MF ヤヤ・トゥーレ(35) 退団
獲得したのはレスターからマフレズのみ。
15/16シーズン、奇跡の優勝を成し遂げたレスターで17ゴール11アシストという結果を残しPFAの年間最優秀選手賞をアフリカ人として初めて受賞。
その後多くの移籍の噂が流れながらも残留していたマフレズだったが今夏ついに移籍。
ゴールとアシストでダブル二桁を叩きだせる彼の加入はシティの強力な攻撃陣をさらにパワーアップさせるもので、やや選手層に不安のあったサイドアタッカーもこれで盤石。
主力も軒並み残留しており、放出したのは契約満了のヤヤ・トゥーレと、居場所を失っていたジョー・ハートのみと最小限に留めています。
静かな夏でありながら、ユナイテッドとは正反対の印象を受けます。
ただひとつ懸念点があるとすれば、フェルナンジーニョのバックアッパーを確保することができなかったことでしょうか。
昨シーズンからこのポジションは層が薄く、レギュラーのフェルナンジーニョもすでに33歳と彼だけにシーズンフル稼働を求めるのは酷な話です。
このポジションにはジョルジーニョの名前が挙がっており、実際獲得まで漕ぎつけたかと思われましたが、恩師サッリの元へと行ってしまいました。
しかし、そこで白羽の矢が立ったのはジョン・ストーンズです。
守備的MFを連れてくることができなかったためストーンズのコンバートを明言。
もちろんストーンズはそのポジションでのプレイ経験はなく、ペップ自身も「成功するとは断言できない」とはいっているものの、ペップであればストーンズを成長させてしまうのではないかという楽しみな気持ちと、ライバルチームとしては怖いなという印象を受けます。
100点満点の移籍市場ではなかったものの、それでも戦力充のシティにとってはさほど問題にならないでしょう。
勝手に格付け!
それでは死角の見当たらないシティの格付けをしていきます。
方法としてはGK&DF、MF、FWとポジションごとにA(文句なし!最高!)、B(シンプルに強い)、C(もうひと声ほしい)、D(これはアカン)という評価をさせていただき、総合評価を100点満点とします。
では、いかせていただきます!
GK&DF・・・評価B
昨シーズンリーグ最小の27失点なので当然A評価にするべきだとは思うのですが、個人的にはシティの守備陣がめちゃくちゃ固いなという印象はありません。
リバプールが4試合で9ゴール奪っているというのもあるんですけどね。
また下位チーム相手には圧倒的なボール支配率で、そもそも攻撃をさせないので守備の場面がないという感じ。
最強の攻撃こそ最強の守備ということでしょうか。
とはいっても、大型補強を敢行した最終ラインは素晴らしい選手がそろっています。
GKにエデルソン、CBにコンパニ、オタメンディ、ストーンズ、ラポルト。
サイドにはウォーカーとメンディ、ダニーロとペップ好みの選手をそろえています。
しかしコンパニは相変わらずケガがちで、オタメンディはヒートアップする傾向にあり、ワールドカップでもその振る舞いが物議をかもしました。
リーグ最少の27失点も隙はあると僕は見ています。
MF・・・評価A
🇧🇪 @DeBruyneKev on #WorldCup form with a boost to 92 in @EASPORTSFIFA! pic.twitter.com/WcU8ZtVDrv
— Manchester City (@ManCity) July 10, 2018
多くを語る必要はないでしょう。文句なしのA評価です。
16/17シーズンは6ゴール18アシスト、17/18シーズンは8ゴール16アシスト。
世界最高の攻撃的MFの呼び声の高いデ・ブライネはワールドカップで少し出遅れるものの新シーズンもやってくれるでしょう。
そのデ・ブライネとの2枚看板がダビド・シルバ。
すっかりスキンヘッドも板についてきた32歳は、昨シーズンも2桁アシストを記録するなどデ・ブライネと共に完璧なハーモニーを奏でています。
そして中盤の底に構えるのがフェルナンジーニョ。
前の2人に比べたら目立たたないもかもしれませんが、戦術理解度が高く、気の利いたポジショニングやパスを出すなど、ペップが重用するのも頷ける黒子的存在です。
しかし先程も懸念点として挙げさせていただきましたが、バックアッパーがいないというのが気になるところ。
ジョン・ストーンズをコンバートすると明言していますが、果たしてこのポジションで開花することができるのか?
また昨シーズンは大きなケガもなく、コンディションも万全な状態で駆け抜けていきましたが、デ・ブライネやシルバがもし離脱するようなことがあると、苦しむ展開になるかもしれません。
それでもギュンドアンやデルフが穴を埋めてしまうかもしれませんが。
FW・・・評価A
CFにはジェズスとアグエロ。
サイドにはスターリング、サネ、ベルナウト・シウバにマフレズも加入。
微塵のスキもない磐石の布陣です。
昨シーズン10ゴール15アシストを挙げた22歳のレロイ・サネはPFAの年間最優秀若手選手賞を受賞しています。
なんの間違いかロシアのワールドカップのメンバーには召集されなかったものの、主力が軒並みワールドカップに呼ばれていたことを考えると、チームにとっては彼がいたことは大きいのではないでしょうか。
さらにサネの反対側に陣取るスターリングも出色の活躍。
リバプール時代はフィニッシュの精度の悪さをずっと言われてきましたが、ペップの元ついに覚醒。
キャリアハイとなる18ゴールを挙げアシストも11記録するなど、ワールドクラスへの道を再び歩み始めたといった感じ。
ワールドカップでは昔のスターリングが見え隠れしましたが、新シーズンはどちらのスターリングが出るでしょうか。
21歳のジェズスもブラジル代表ではフィルミーノを抑えてレギュラーを勝ち取りまだまだ成長中。
控えに回ることが増えたアグエロも試合に出ればゴールを決めるなど衰え知らず。
徐々にフィットしてきたベルナウト・シウバに加えて、魔法の左足を持つマフレズがやってくるなど、凶悪すぎる攻撃陣はいったい新シーズンは何ゴール取るつもりなのでしょうか。
正直いって彼らを止める術は無いのでは?笑
総合評価・・・95点
前から後ろまで最高の選手たちを揃えたプレミア最強チーム。
英国メディアの解説者による優勝予想によれば、24人中21人がシティの連覇を予想。
当然といえば当然の結果ですが、昨シーズンからのさらなる積み上げがあるとすればシティの1強体制となってしまうでしょう。
昨シーズン唯一王者に牙をむいたリバプールがストップ・ザ・シティの最右翼とされていますが、確かに直接対決では我がレッズが上回りましたが、長いシーズンをトータルで見たとき上にも下にも勝ちきれるシティの方がリーグ優勝には近いのではないか、そんな風にも思います。
ですが、それは順風満帆に行けばの話。
選手層という点では懸念されるポジションがいくつかあります。
それも、ベンチではまかなえない選手が何人もいますので、ケガ人続出の展開になってしまうとたちまちピンチ。
またワールドカップに参加したメンバーがプレミア最多の16人というのも序盤のキーポイントになりそうです。
ワールドカップ組がどれだけ早くベストコンディションに戻せるか。
開幕戦はいきなりアーセナル戦です。
シティにとっては序盤の立ち回りがシーズンの成否を左右しそうです。
そして最後に完全にリバプールファンとしての意見を述べさせていただきますが
連覇は絶対にさせません!笑
リバプールがそれを阻止させていただきます。
そんなリバプールについては明日まとめます!