成長著しいアーノルドと
復活の元レギュラークライン
激しいポジション争いを制するのは、、、
各ポジションで激しいポジション争いが
さて開幕戦まで一週間を切りましたね。
リバプールは今夏も新戦力を加え、若手も台頭、主力メンバーは残留と、かつてないほど質・量ともに万全の態勢で開幕を迎えることになりそうです。
しかし選手が増えることは良いことでもありますが、それと同時に、誰を起用するのかというジレンマも生まれてきます。
11のポジションを倍以上の人数で争うのです。もちろんこれこそビッグクラブの宿命でもあり、健全なポジション争いはチームの力をさらに底上げしてくれるものでもあります。
誰がスタメンになるのか気になるポジションはいくつかありますが、その中でも今回はクラインとアーノルドの右SBについて考えていきたいと思います。
アーノルドの飛躍!
昨シーズンリバプールの最大のサプライズと言えば、、、
そうサラーの大活躍ですね!
、、、
、、
、
(笑)
まぁもちろんそれなんですが、それと同じくらいサプライズだったのがアーノルドの右SBレギュラー定着ですね。
昨年のプレシーズンでケガを負ったクラインは、長い離脱を強いられることに。
そこで白羽の矢が立ったのがアーノルドでした。
マージーサイドの地元っ子、18歳の若武者はこのチャンスを見事活かしました。
CLプレーオフのホッフェンハイムとのファーストレグでの直接フリーキックを決めたのです。
El GOLAZO de Trent Alexander-Arnold 🔥🔴⚪️ pic.twitter.com/wXiKlWgA0n
— Futbol de Inglaterra (@Mercado_Ingles) August 15, 2017
昨シーズンCLファイナルまで進む大躍進を果たしたリバプールでしたが、このアーノルドの一撃から物語は始まりましたね。
もともと中盤の選手でもあったアーノルドは精度の高いクロスと組み立てで存在感を示し、縦に速いスピードも攻守にわたって光りました。
まだまだ守備面で粗さは目立つものの、彼がまだ10代だということを考えれば今後の成長でどんどん良くなっていくことでしょう。
この年齢でCLの大舞台を経験できたのは大きな価値があると思いますし、その活躍を認められてロシアワールドカップの代表メンバーにも選ばれています。
まさにアーノルドにとっては大躍進の一年でした。
クライン完全復活!
対する2シーズン前までのレギュラー、クラインはプレシーズンでのケガの影響で昨シーズンはほとんど試合に出ることはできませんでした。
今年で27歳となったクラインは2015年に”お得意様”サウサンプトンから加入しました。
加入当初からレギュラーとして活躍をして、常に安定したパフォーマンスを発揮。
効果的な攻め上がりと、縦に仕掛けられるスピード、そしてこちらも精度の高いクロスと、SBとしては完成形に近い選手です。
昨シーズンはケガによりアーノルドにポジションを奪われてしまいましたが、今夏のプレシーズンでは完全復活。
個人的にはケガをする前のプレミア屈指のSBが戻ってきたように感じています。
ワールドカップに参加して出遅れているアーノルドに対して、クラインはプレシーズン初日からフルスロットル。
復活を誓うクラインがレギュラーを取り戻すでしょうか?
スタメンを手にするのは、、、
マジで元も子もないことを言ってしまいますが、、、
正直難しいですね。笑 (おいっっ!!!)
総合力ではまだクラインのほうが上、先を見据えたときにさらに経験を積ませるためにもアーノルド起用も全然ありです。
ちなみにここまでの個人成績は、
クライン 公式戦83試合 2ゴール 3アシスト
アーノルド 公式戦38試合 3ゴール 1アシスト
数字だけを見るとアーノルドの方が効率よく数字に絡んでいるように見えます。
しかし数字で表しにくい守備面ではクラインに一日の長があると思います。
結局どっちなんだよ!って感じなので無理やり結論付けますが
僕は新シーズンはクラインのファーストチョイスを推します。
アーノルドはカップ戦中心の起用が良いのではと思っています。
本気でプレミアを狙うのであれば、経験値も含め完成度の高いクラインを起用して隙を無くしておくのがいいと考えています。
もちろん試合数はかなり多いので、アーノルドの起用も増えるとは思いますので、そこで成長の歩みを止めないようにしていただければと。
アーノルドはまだまだ将来がある選手ですので焦らずじっくり育て、今シーズンはSBのお手本クラインからいろいろ技術を盗んでいただければと。
とはいえ、二人に大きな能力の差はないと思うので、どちらを起用しても質が大きく下がるということはないと思います。
ですが!スタリッジも含め、復活組の活躍を願う僕としては新シーズンはクラインに期待したいと思います!