ケイタを絶賛するスタリッジ
プレシーズン絶好調のふたりに
期待するしかない!
スタリッジ「彼は全て持っているんだ」
ここまでのプレシーズンを観て、「新シーズンに期待している選手は?」とサポーターの皆さんに質問したならば、多くの方がスタリッジとケイタの名前を挙げるのではないでしょうか?
僕自身も、プレシーズン初戦を見たときには「やっぱスタリッジはうまいな。でもリバプールじゃもう無理だろうなぁ。」なんて思っていましたが。
2戦目を見て「あれ、待て待てスタリッジ相当いいぞ!?プレーにも幅が生まれてる。」といつもと違うスタリッジを徐々に感じ
3戦目を見て「待て待て待て!これ戻ってきたでしょ!SASの頃のスタリッジが!」と興奮を抑えられず。
ドルトムント戦を見て「・・・4年間も待たせやがって・・・」と某バスケ漫画の名言が飛び出すまでの仕上がりをスタリッジは見せています。
そして今心の底から願うことは、「絶っっっ対にケガだけはしないでくれ!」ということ。
そんな好調のスタリッジが同じくここまで目覚しい活躍を見せている新戦力のケイタのことを絶賛しています。
「僕は彼の様なMFをしばらくの間見ていなかったよ。彼は他の選手とは何か違う。彼はボールをうまく扱う事が出来るし、守る事も出来る。パスも上手いし、ドリブルも上手く、速いし、強いんだ。彼は全て持っているんだ。」
— LFC BELIEVER (@King47Ynwa) July 24, 2018
ダニエル・スターリッジ pic.twitter.com/T5rrTncwmr
全く同感です。攻撃の能力と守備の能力が両方ともワールドクラス。
まさに二刀流であり、現代サッカーの理想形とも呼べる中盤です。
スタリッジとケイタのコンビネーションは抜群!?
ピッチ上でひとつ上のレベルのプレーを見せているスタリッジとケイタ。
レベルの高い二人だからこそ、感覚的に通じ合うものがあるのでしょうか?
早くも良い関係を気づいているような印象を受けます。
ここまでスタリッジとケイタが同時にピッチに立った試合はチェスター戦、ブラックバーン戦、ドルトムント戦の3試合。
初戦のチェスター戦はケイタもデビュー戦ということもあり、そこまで連携はありませんでしたが、ブラックバーン戦とドルトムント戦は互いに意識してプレーしてるのかなという印象を受けます。
特にケイタは常にスタリッジを意識して、良いボールを供給しようとしているような気がします。
ブラックバーン戦ではケイタのボール奪取からスタリッジにパスを送りゴールを決めていましたね。
ケイタのパスを出すタイミングは抜群でしたし、スタリッジの裏抜けも完璧。
ふたりは呼吸が合うといいますか、なんかやってくれそうなワクワク感がありますよね。
スタリッジはプレースタイルを変えた?
スタリッジといえば生粋のストライカーですね。
常にゴールを狙っていますし、ゴール近辺でボールを持ったときはまずシュートの選択肢が常に一番にありますし、決定力もある。
ちょっとエゴが強すぎでは?と思うようなシーンもたまにありましたが、ストライカーらしいといえば、ストライカーらしいですし
自分の左足に自信を持っているのがよくわかります。
しかしここまでのスタリッジを見ていると、そんなストライカーのエゴがほとんどなくなり、チャンスメイクをして周りを活かそうというプレーが大幅に増えた気がします。
そんな自身のプレースタイルについて、ちょうどスタリッジがインタビューに答えていましたので紹介したいと思います。
ーピッチでの役割が少し変わっているように見えるのですが?少し下がった位置でチャンスをクリエイトする役割が多くなっているんじゃないですか?ーという質問に対して
「プレーの幅を広げているんだよ。深い位置でもプレーできれば、監督が使えるオプションが増えるからね。」
「でもポジションや役割にはこだわらないよ。今はとにかくプレーするチャンスをもらうことが大事だからね!」
残念ながら僕は英語はさっぱりなのでフルのインタビューを理解することは不可能なのでこの情報しかありませんが、やはりプレースタイルを変えているみたいですね。
それもこの感じだとクロップに指示されて変えているわけではなく、自分で考えて変えているみたいですね。
毎年のように放出の噂が出回っているスタリッジですが、自身のSNSではリバプールでプレイしたい!と言っていますし、このチームで再びプレーするために、そして生き残るために、新境地を開拓しているんですね。
以前の記事にも一度書いたことがあるのですが、このスタリッジのプレースタイルの変化はフィルミーノの影響が大きように感じます。
現在のリバプールの最大のストロングポイントはマネとサラーの両翼です。
そのふたりを120%輝かせるフィルミーノという3トップが代えのきかないユニットとなっております。
つまりこのチームで求められる理想のCFがフィルミーノということですね。
それを見てきたスタリッジが多少エゴを捨ててでも、プレースタイルに変化を加える決断をしたのではないか?と個人的にはちょっと考えています。
とはいえスタリッジがフィルミーノと違うところは、やはり彼は生粋の9番タイプだということです。
確かに下がった位置でチャンスメイクするシーンは増えましたが、それでもスタリッジはチャンスとみるや抜群の嗅覚でゴール前に現れます。
裏抜けのセンス、縦に速いスピード、決定力、という部分ではスタリッジの方がフィルミーノより上だと思います。
すなわちこのままニュースタリッジがマネやサラーと同じピッチに立ちピタっとハマったとしたら………
ちょっと妄想が過ぎましたが、今シーズンのスタリッジには誰がなんと言おうと期待してしまいますし、活躍して欲しいです。
もちろんフィルミーノも大好きな選手なので、健全なポジション争いで切磋琢磨しリバプールに久しぶりのタイトルをもたらす原動力になって欲しいと思います。
クロップもここまでのスタリッジには大満足
これだけの高パフォーマンスを見せているスタリッジにはクロップ監督も納得のようです。
ドルトムント戦の後クロップ監督がスタリッジについてインタビューに答えています。
「彼がとても良い状態にあることは確かだ。」
「スタリッジのコンディションがと良かったら、彼の力に疑いを持つ人間はいないだろう。彼は傑出した選手だ。良い今ディジョンが続くよう祈るよ。そうすれば彼の未来は明るい。」
「出場時間が10分少なくなったり、全く出られないこともある。でも今スタリッジは試合に出ているし、彼が居ることが我々には重要なんだ。今日はそれがわかっただろう。」
「スタリッジ抜きの前半は全く別物に見えただろう。スタリッジには100%満足だよ!」
また少し前にスタリッジの移籍について聞かれた時もクロップ監督は
「ノープロブレムだ。私はいつも、未来はいつもここにある、と言ってきただろう。」
「おかしなことだよ。私にとって3度目のプレシーズンだけど、毎年同じことを話している。今のところ全てうまくいっているし、なにか決定を下す必要はない」
と、スタリッジを放出する意思はないことを話している。
復活のスタリッジと、驚異の新戦力ケイタ。
主力が戻ってくる前に大きなインパクトを与えている2人は、ピッチの上でさらなる躍動が期待されます。
ケイタ→スタリッジのホットラインがリバプールに新しい風をもたらすことを期待したいと思います。