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リバプールの選手で振り返る ワールドカップ決勝

EUROの雪辱

ロヴレン無念

フランスが20年ぶりの優勝!

 

フランスがクロアチアを下し4大会ぶりの栄冠!

6月15日に開幕したロシアワールドカップも、一ヶ月間の激闘を繰り広げ、いよいよ残すは決勝のみとなりました。

ドイツが消え、スペインが消え、ブラジルが消え、ベルギーが消え。

決勝の地に立ったのは、最強スター軍団・フランスと不屈の黄金世代・クロアチアの2チームです。

そしてそして、我らがリバプールからも一人この決勝の舞台に立つ選手がいます。

デヤン・ロヴレンです。

この2ヶ月の間にCL決勝とワールドカップの決勝という、クラブレベルと国際レベルの最高峰の舞台で、ここまで上り詰めたロヴレンは自信満々です。

「世界は俺が世界最高のディフェンダーであることを認めるべきだ」と、リバプールサポーター全員が苦笑いのビックマウス炸裂。

まあでもあなたはいろんな意味で世界最高ですよ。

 

ではでは、そんな運命の一戦を振り返っていきましょう。

 

今大会全部詰め合わせ

 

下馬評ではフランスが有利でした。

各ポジションにワールドクラスを揃え、単純な個人能力値でもフランスが上、クロアチアも組織的なチームではありますが、フランスも同様にしっかり統率されていますし、何より今大会ポグバがすごくチームを引き締めている印象があります。

ベルギー戦で、自陣から無謀なドリブルを引っ掛けられたエムバペをしっかり咎めるなど、精神的な柱として大きく成長したような気がします。

ただでさえ厳しいクロアチアはここまでの決勝トーナメント3試合全てで120分間の試合を繰り広げるなどコンディション的にも厳しい一戦です。

 

ところがいざ試合が始まってみると、いきいきしていたのはクロアチアの方でした。

前線から組織的なプレスをかけ、そこから少ない手数でゴール前に迫ります。

これには思わずカンテもさっそくイエローカードを貰うタックルをモドリッチにかましてしまいます。

いきなり守備の要が警告を貰う不穏なスタート。

しかしこんな状況でもフランスが先制してしまうのがフットボールであり、今大会のワールドカップなんです。

 

前半18分。ゴール手前でフリーキックを得たフランスは、キッカーグリーズマン。

ゴール前にふわっとボールを送ると、これをマンジュキッチが頭に当てますが、なんとそのままゴールに吸い込まれていきました。

激痛のクロアチア。

しかしクロアチアはここからの粘りで勝ち上がってきたチームです。

10分後こちらもセットプレーから。

大外に送ったボールが中に折り返されると、混戦の中ヴィダがペリシッチにパス。

受けたペリシッチが左に持ち出して左足でクロスに豪快な一撃。

これで試合がわからなくなりましたが、再びクロアチアに不運が。

38分。右からのコーナーキックでニアに入ったペリシッチの左手にボールが当たってしまいました。

VARで確認したレフェリーが指をさすのはゴールスポットです。

落ち着いてグリーズマンが決めて再びリードを奪い前半を終えます。

 

後半に入り再び主導権をクロアチアが握りますが、カウンターからの一撃で勝負を決められてしまいました。

決めたのはポール・ポグバです。

エムバペがボックス右をエグって中に折り返し、グリーズマンが落ち着いてポグバに落とすと、ポグバは迷わず右足を振りぬきます。

一度はブロックされたものの、こぼれ球を今度は左足で振り抜くと、クロアチアGKスバシッチは一歩も動けず。

3-1。

さらに65分。中央でボールを受けたエムバペが余裕を持って狙いすましたミドルをゴール左隅に叩き込みます。

4-1。

その後ロリスが、試合展開が試合展開なら相当やばいことになっていたであろう大チョンボをやらかし4-2にされますが、そのあと波乱が起きることはありませんでした。

 

フランス20年ぶりの優勝。

強かった。僕は大会前からフランスを推していたんですが、試合を重ねるごとにこれはほんとに強いぞ、と優勝がどんどん明確になっていきました。

もちろん能力が高く強いチームはたくさんいましたが、このチームからは何が何でも優勝したい!というパッションが感じられました。

ドイツが敗退したときドラクスラーがこんな事を言っていましたね。

「ブラジル大会の時のチームの情熱が、今のチームには感じられなかった。」

精神論だけで勝てるわけはありませんが、気持ちの部分も少なからず勝敗を左右したのではないでしょうか?

とにもかくにもフランス優勝おめでとう!

 

ロヴレン「笑顔で帰る」

ロヴレンにとってはまたしても苦い思い出となってしまいましたね。

CL決勝でも敗れ、ワールドカップでも敗れてしまいました。

結果としてはとても残念です。

それでもロヴレンには準優勝という結果を誇りに思ってもらいたいです。

まあこんな事僕がいうう必要もないんですけどね。

試合後のロヴレンのコメントを聞いてみると、国のために全力を尽くしやりきったんだ、と言う気持ちが伝わってきます。

自分たちの戦いに誇りを持っている。そして笑顔で帰りたいと。

ワールドカップ準優勝全く恥ずべき結果ではありません。

本当に素晴らしい結果です。

この大会で得た経験をぜひリバプールに持ち帰り、次こそはトロフィーを掲げましょう。

それはもちろんロヴレンだけではありません。

この大会には多くのリバプールの選手が出場し、それぞれいろんな経験をしたと思います。

成長した姿を今後見せてくれることを楽しみにしています。