コントラストくっきりの前半と後半
帰ってきたララーナ!
トランメア戦レビュー!
前半と後半は全く別の展開に
さすがに昨日は、フランス対ベルギーを見てしまいました。
息の詰まるような緊迫の接戦を制したのはフランスでしたね。
平日ということもあり、仕事もありますのでリバプールの試合をすぐに見ることができませんでしたので、先ほど観戦致しました。
前半と後半で全く違う試合展開になりましたが、前回のチェスター戦同様、印象に残ったプレーヤーをピックアップして紹介したいと思います。
ファーストハーフ ~ファンタスティックなララーナが帰ってきた!~
この試合もチェスター戦同様、前半と後半で選手を全員入れ替えています。
前半の出場選手は上記の画像のとおり。
どうやらチェスター戦は体調不良だったそうなララーナがこの試合で復帰。
ファーストハーフのキャプテンマークを巻いています。
システムは4-3-3でした。
GKウォード
最終ラインは右からカマーチョ、フィリップス、クラバン、ロバートソン
中盤は逆三角系でアンカーにファビーニョ、その前にケイタとララーナ
前線は右からオジョ、ソランケ、ライアン・ケントという布陣です。
どうでもいいことですがこの試合はアウェイキットのお披露目でもありました。
やっぱり紫ってインパクトすごいな笑
そんな前半は絶好調。
3つのゴールが生まれました。
まずは開始早々の8分。右サイドをオジョが抜け出し深い位置まで切り込むと、絶妙なタイミングでオーバーラップしたカマーチョにボールが渡り、角度のないところから思い切りよく蹴り込み先制。
続く27分。またもやオジョです。右サイドの深いところでボールを持ったオジョは今度は自分で少し中に持ち出し左足一閃。サイドネットに突き刺さりました。
前半最後のゴールは32分。攻め込んだ後のララーナのネガティブ・トランジションが非常に早かったですね。ケントがボックス手前で引っ掛け、こぼれ球をロバートソンがヒールで落とすと、ダイレクトでシュートを放ったのはララーナ。ララーナのハードワークが生きたゴールでした。
3-0で完璧だった前半からは4人の選手をピックアップしたいと思います。
まず一人目はアダム・ララーナですね。
試合開始直後からあきらかに一人だけ動きが違いました。
その姿はまさに大活躍をした16/17シーズンの時のララーナでした。
ボールの受け方、ポジショニング、攻守の切り替えの速さ、どれをとってもあの時のララーナで、ケガの影響はもう無さそうですね。
決してハードワークをサボらないララーナは攻守において存在感を放っており、流れるような攻撃はほとんどララーナを経由していました。
チェスター戦のクラインと同じように、昨シーズンケガの間にレギュラーを奪われてしまいましたから、それを奪い返してやるという気迫を感じました。
仕上がりは順調なようです。
二人目はロバートソンです。
彼は昨シーズンの経験によってワンランク上のステージにいったような気がします。
安定したプレーぶりから自信が伝わってきました。
この試合に限って言えば、ケント、ララーナとの3人で織り成す左サイドからの攻撃は非常にコンビネーションがよく、それぞれが同じ絵を描けている感じがしました。
またクロスの精度の高さは昨シーズンで皆が知るところでしたが、さらに磨きがかかったような気がします。
キーパーとディフェンスのどちらも触ることのできない絶妙なクロスを連発しておりましたから、今シーズンはさらにアシストを記録してくれるのではないでしょうか。
ボールを持っても常に落ち着いており、パスも正確です。
今シーズンはいよいよプレミアを代表するSBになってくれそうな気がします。
三人目と四人目は新戦力の二人、ケイタとファビーニョですね。
この試合では同時起用となりましたが、二人共チェスター戦よりパフォーマンスはさらに上がっているような気がしました。
ファビーニョはこの試合ではアンカーのポジションに入り、より役割が明確になったので、迷いなくプレーしていました。
2CBの間に入りビルドアップを行い、細かいパス交換でチームのリズムを作りました。
もう少し裏へ抜けるパスや、ズバッと楔のパスが出るようになるとさらによくなると思います。
ケイタはインサイドでララーナと2列目に入りました。ララーナが攻撃に重心を置くのに対して、ケイタはうまくバランスを取っていた感じでした。
それでもポジショニングやパスはいちいち気が利いていますし、スキあらば一瞬で最前線に顔を出すあたり抜け目ないですね。
まだまだ彼の良さは100%は出ていないと思うので、今後更に連携を深めていきたいですね。
セカンドハーフ ~あぁ、カリウス、、、!~
セカンドハーフのメンバーは上記の通りです。
後半はシステムも変えて4-4-2の並びになりました。
GKカリウス
最終ラインは右からクライン、チリベジャ、ジョー・ゴメス、モレノ
中盤は2センターにミルナーとウッドバーン。右にハリー・ウィルソン、左にカーティス・ジョーンズ
2トップはオリギとスタリッジです。
前半と打って変わって、後半は最後までゴールを奪うことができず、逆に2失点を喫してしまいます。
72分。トランメアのFKのチャンス。ストレート系の強烈な一撃でしたがカリウスの正面。しかしカリウスはキャッチすることができずに前にファンブルしてしまいます。
ここに詰めたのはトランメアの選手でした。
さらに80分。最終ラインのつなぎのところでチリベジャがパスミス。そのままあっさりゴールを奪われてしまいました。
非常に残念な試合の終わり方をしてしまった後半。
その中で良かった選手、悪かった選手をそれぞれピックアップします。
まずは良かった選手ですが、これはチェスター戦に続いて高パフォーマンスを見せた2選手ですね。
一人目はダニエル・スタリッジ。
流れがあまり良くなかった後半でも一人別格のプレーを見せていましたね。
チェスター戦同様、中盤まで降りてきてボールを引き出し、左右に的確に散らして、攻撃の組み立てを行いました。
この試合ではゴールを決めることはできませんでしたが、ここにきて更にプレーの幅が広がったような気がしますね。
オリギと比べてもやはりパスやシュートなど一つ一つのプレーの精度が高いですね。
二人目はクラインです。
彼もチェスター戦での高パフォーマンスをそのままに、この試合でも相変わらず動きがキレていました。
レギュラー奪取に向けて、しっかりとアピールをしました。
逆に悪い意味で目立ってしまったのがカリウスですね。
確かに失点シーンのFKはかなり強烈でしたが、ビッククラブのゴールマウスを守るのであればあのミスは許されません。
ましてや、1ヶ月半前に大きなミスをしてしまっているだけに、これで再びGKの補強の話が再熱しそうです。
カリウス自身も、あのミスがトラウマになってしまっているのか、リバプールに加入した当初の自信のなさそうなあのカリウスに戻ってしまったような気がします。
それでもこの試練は自らで乗り越えるしかありません。
昨シーズン終盤は素晴らしいパフォーマンスをしていただけに、ポテンシャルはあるはずです。
この夏クロップがどういう決断をするかはまだわかりませんが、カリウスにとっては試練の夏となりそうですね。
試合をすれば良いとこも悪いとこも出る。
プレシーズンですから当然です。
それでも各選手はそれぞれ激しいポジション争いの真っ只中にいます。
そして1ヶ月後にはその答えが出ることになります。
次の試合ではジニとファン・ダイクも参戦してくることでしょう。
クロップを満足させるのは誰なのか?引き続き注目してまいりましょう!
ちなみに次戦は14日(土)23時から3部のベリーとの試合が組まれています。
プレシーズンマッチはLFC TVでのみ視聴することができます。
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