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プレシーズンマッチ チェスター戦 試合結果と内容

 

 

ファビーニョ、ケイタ、デビュー戦

クライン完全復活!?

チェスター戦をレビュー!

 

チェスター戦でアピールに成功した選手は?

 

 

いや~昨日も一睡もできませんでしたね~笑

23時からイングランド対スウェーデンを見て、その後LFC TVでチェスター戦を鑑賞。その後クロアチアとロシアの試合を見て気づいたら朝の6時になっていました。笑

 

まずはヘンド、アーノルド、ロヴレン、ベスト4進出おめでとう!!

ワールドカップについてはまた別で書こうと思っていますので、ここでは昨日のイングランド戦と丸かぶりしていたチェスター戦について感想や気になったプレーヤーについて書いていきたと思います。

ちなみに次に行われるプレシーズンマッチ、トランメア・ローバーズ戦は当初現地時間11日(水)に予定されていましたが、またもやイングランド戦とかぶってしまうので、1日早い10日(火)に変更されています。

Liverpool FC - 当初7月11(水)に予定されていたトランメア・ローバーズとのプレシーズンマッチが1日早ま... | Facebook

 

ファーストハーフ ~ハリー・ウィルソン2ゴール~

 

 

この試合は前半と後半で選手を全員入れ替えるという形でメンバー選考がされています。

まずは最初の45分間のメンバーは上記の画像になります。

システムは4-2-3-1。

GKにカリウス

最終ラインは右からクライン、ジョー・ゴメス、フィリップス、モレノ

中盤センターにファビーニョとウッドバーン

2列目右からハリー・ウィルソン、ソランケ、ジョーンズ

最前線にオリギという布陣です。

 

まずこの試合を通じて頭に入れておきたいことは、これがプレシーズンの最初の試合だったので各選手が自分の状態を確かめるようにプレーしていたこと、それとチェスターはイングランドの5部のチームだったので、終始リバプールがボールを支配し一方的に攻め続けたということです。

 

そんな中前半では2つのゴールが生まれました。

まずは37分。CBのジョー・ゴメスからのロングフィードに抜け出したモレノが角度のないところからシュート。このシュートはブロックされるもこぼれ球をすぐに中に折り返し、最後はハリー・ウィルソンが落ち着いて決めました。

2点目は44分。左サイドのジョーンズからゴール前に柔らかい浮き球が送られると、そこに抜け出したのはまたもやハリー・ウィルソン。ワントラップしてキーパーの位置を確認し、落ち着いて流し込みました。

 

では、2-0で折り返したこの前半で印象に残った選手4人をピックアップして紹介したいと思います。

 

 

 

 

まず一人目は右SBに入ったナサニエル・クラインですね。

正直前半のメンバーの中では一番身体のキレがあったと思います。

クラインといえば、昨シーズンはケガの影響で全く試合に出られず、その間にアーノルドにポジションを奪われてしまった感があります。

とはいえ、その前はクラインが右SBの不動のレギュラーでしたし、プレミアでも屈指のSBといっても差し支えなかったと思います。

アーノルドは代表にも選ばれてロシアにも行っていますから、クラインの中には様々な感情があったことでしょう。

そんなこともあってか、新シーズンは再びレギュラーに返り咲くんだという強い気持ちを感じました。

試合開始直後から積極的にオーバーラップを繰り返していましたが、クラインはやっぱり上手いですね。

上がるタイミングやコース取り、そして縦に速いスピード。紛れもなく不動の右SBだった時の彼でした。

やはりSBとしての完成度、安定感という点でまだまだアーノルドよりは上ですね。

もちろんアーノルドも伸びしろたっぷりですが、新シーズンは激しいポジション争いが見れそうですね。

 

二人目はジョー・ゴメスです。

ファンの間でも気になる部分であったゴメスのポジションですが、CBとして起用されましたね。

この試合ではほとんど守備のところでは見せ場がありませんでしたが、ビルドアップのところでは彼の良さが出たのではないでしょうか?

もともと足元の技術はありますし、パスの能力も高いので現代的CBとして期待していましたがさっそく期待を持たせてくれるパフォーマンスでした。

最終ラインからズバッと楔を入れるシーンや、先制点を演出したような正確なロングフィードも随所に見せていました。

彼にはこのままCBとして成長していってほしいですね。

 

3人目は左サイドに入ったカーティス・ジョーンズです。

僕はこの選手を初めて見たのですが、ボールの持ち方やパスの出し方などがどことなくコウチーニョに似ているなと思います。

キックフェイントをする時に足裏で転がしてピタッと止まる感じはコウチーニョがよくやりますし、スルーパスを出すときもあえてアウトにかけてゴールに自然に向かっていくようにボールを出しています。

2点目のアシストも針の穴を通すような正確さと、受け手がもらいやすい優しい素晴らしいパスでした。

さっそくYouTubeに昨日のプレイシーンが挙がっていましたのでぜひ見てみてください。

youtu.b

カーティス・ジョーンズはまだ17歳ですのでトップチームで見られるのはもう少し先になるかもしれませんが、楽しみに待ちたいと思います。

 

最後4人目はデビュー戦となったファビーニョですね。

ちなみにこの試合では背番号3を身につけていましたが、まだ正式には決まっていないようで、この試合は仮で3をつけたそうです。

ですがファビーニョの3てすごい似合っていたので、そのまま3で正式に決まって欲しいと思いました。笑

さて、今日は2センターとプレイしましたが、全体を通してまずは様子見といった感じでしたね。1番のストロングポイントの守備力というとこはあまり見せることができませんでしたし。

それでもボールを効果的に散らすプレーなんかはヘンダーソンと同じレベルにあるのかなと思いました。

後ろではビルドアップ時にCBの間に入って組立、前では前線の攻撃している選手のすぐ後ろでサポートする立ち位置を取り、安全なパスルートを常に確保。

一本惜しいミドルも打っていましたし、及第点といったところでしょうか。

彼の本領はもう少し強いチームとやった時により出てくると思うので、これからに期待ですね。

 

セカンドハーフ ~ミルナー120%フルパワー~

 

 

後半45分のメンバーは上記の通りになっています。

前半はオリギとソランケが縦の関係になっていましたが、後半のイングスとスタリッジは2トップに近い印象を受けたので、システム的には4-4-2でしょうか。

GKにウォード

最終ラインは右からカマーチョ、チリベジャ、クラバン、ロバートソン

中盤は真ん中にミルナーとケイタ、右にオジョ左にライアン・ケント

前線にイングスとスタリッジという布陣です。

 

後半は立ち上がりからゴールラッシュ。

計5ゴールが生まれました。

48分。スタリッジのスルーパスに抜け出したオジョがキーパーに倒されてPKをゲット。これをミルナーが決めています。

53分。キーパーからのビルドアップに前からプレスをかけたリバプール。鋭い寄せでケイタがプレスをかけそのこぼれ球に反応したスタリッジが落ち着いて決めました。

55分。左サイドでボールを持ったライアン・ケントがなかに切り込むそのまま右足一閃。見事なミドルを決めました。

78分。スタリッジからボックス内のミルナーに縦パス。ミルナーがヒールでダイレクトで落とし、イングスが左足でシュート。

最後は88分。ボックス手前でボールをもらったスタリッジがほぼノーステップで左に巻いたミドルをゴール隅に決めました。

 

5ゴールが生まれた後半からは3人の選手をピックアップしたいと思います。

 

 

 

まず1人目は後半の得点シーンのほとんどに絡んだスタリッジですね。

やっぱりこの選手はポテンシャル高いですね。

シュートの技術と決定力、パスのセンス、FWとしての能力はやはり指折りです。

この試合では少し下がって組立もやっており、チャンスを演出するシーンも目立ちました。

まあスタリッジの能力については今更そんなに褒める必要はないかと思いますが、ではなぜ彼がこのチームでの序列が低いのか?ですが

これは2つありますね。まずはケガの多さ。ここ数シーズンケガで満足に試合に出場できていません。

そしてもうひとつ決定的なことが、クロップの求めるFW像ではないからですね。

現在代えのきかないFWフィルミーノは攻撃の貢献だけではなく守備の貢献がめちゃくちゃ大きいです。

全員で連動してプレスを掛けるクロップのサッカーでは前線の選手だろうと誰ひとりサボることが許されません。それを踏まえるとスタリッジには守備の意識を5割増くらいにしてもらわないと、正直スタメンからは起用できないでしょう。

彼に関しては去就も含めて注目ですね。

 

2人目はミルナーですね。

ミルナーさん…これ、プレシーズン初戦の5部との試合なんですけど…CLと勘違いしてませんか…?

ってくらい、寄せの激しさが目立っていました。笑

まあでもこれがミルナーたる所為なんでしょうね。逆に言えばそれぐらいフィジカルコンディションを整えていると見ることもできますし。

それに親善試合とはいえこういう選手がひとりいるとチームが引き締まりますよね。

チームメイトからの信頼も厚いベテランのミルナーからこういうプレーを見せられたら、周りは感化されると思いますし、昨シーズンの悔しさを今シーズン晴らしてやろうという気概が感じられました。

今シーズンも欠かせない選手になりそうですね。

 

そして最後3人目はナビ・ケイタですね。

彼もデビュー戦となったわけですが、要所要所にポテンシャルの高さが伺えましたし、クロップのサッカーにもすぐに溶け込めるだろうなと思いました。

ピッチのどこにでもいるかのような運動量で攻守に顔を出し、小気味いいボールタッチと初速の速さでするするっと相手選手をかわすなど、能力の高さを感じさせました。

ワンツーから一気にボックスに侵入するシーンもありましたし、これは間違いなくリバプールの攻撃に厚みをもたらしてくれる選手ですね。

 

 

プレシーズン初戦からこんなにワクワクできるとは思ってもいませんでした。

新シーズンは新戦力や控えの巻き返しがありそうなので、各ポジションで激しいポジション争いが繰り広げられそうです。

これはワールドカップだけでなく、こっちも目が離せませんね。

ちなみに次戦は日本時間11日(水)夜中の3時半からトランメア・ローバーズとの試合が組まれています。

この試合もLFC TVにて見ることができます。

LFCTV GO☚こちらから

 

ちなみにその時間はフランス対ベルギーの真っ最中です!笑

まだもう少し慌ただしい日々は続きそうです。