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リバプールの選手と振り返る ワールドカップ決勝T1回戦

 

リバプール勢は揃ってベスト8入り!

一発勝負の激闘をプレイバック!

 

いよいよ決勝トーナメントスタート

あっという間に終わったグループステージの次は、一発勝負のトーナメント戦です。

リバプールからは、イングランドのヘンダーソンとアーノルド、ブラジルのフィルミーノ、クロアチアのロヴレン、ベルギーのミニョレがベスト16に残っています。

ここからは一つのミスも許されない、世界の頂点を極める戦い。

まずは、昨日終わった決勝トーナメント1回戦を振り返っていきたいと思います。

さすがに全試合は追いかけきれなかったので、いくつかピックアップして取り上げたいと思います。

 

 

フランス対アルゼンチン ~スーパースター誕生の瞬間~

 

決勝トーナメントの幕開けから大会屈指の好カードとなったこの一戦。

スター軍団フランス対メッシ擁するアルゼンチン。

こんな試合がいきなり見れるなんて、地球に生まれて(ry

いやー、とはいえこの一戦、ほんとに凄まじい試合だったなー。笑

この試合で一躍スターダムを駆け上がったのは19歳の神童エムバペでした。

まずは圧巻の先制点につながるPKのシーン。

前半13分、自陣からのカウンターを開始したエムバペはまずはアルゼンチンの選手3人の包囲網をぶっちぎると、さらに加速。ペナルティエリア内に大きく蹴り出し一気にゴールに迫ると、ギリギリ間に合ったアルゼンチンのロホはファールをすることしかできませんでした。

このPKをグリーズマンが決めて先制。

なかなか攻め筋がないアルゼンチンは厳しいなと思って見ていたのですが、前半終了間際スーパーゴールで追いつきます。

エリア手前でボールを受けたのはディ・マリア。ひとつ前に出して狙いを定めると、無回転のミドルはロリスの手から逃げるようにゴール右隅に吸い込まれました。

これで勢いに乗ったアルゼンチンは後半開始直後にセットプレーのこぼれ球を拾ったメッシのシュートを、ゴール前でメルガドがコースを変えて逆転。

しかしこれでフランスに火が付いたのか、ここからフランスのゴールラッシュ。

54分。左SBのエルナンデスがタッチラインギリギリからクロスを上げると、そのまま流れたボールをダイレクトで叩いたのは右SBのパバール。上からかぶせたハーフボレーはこれまた美しい軌道でゴール左隅に吸い込まれました。

続く64分。またもやエルナンデスがクロスを送るとボールはゴール前の密集地帯へ。このこぼれ球がエムバペの元にいくと、一瞬のスピードで左前に持ち出し迷わず左足を振り抜き逆転。

仕上げは68分。カウンターからジルーの優しいパスに抜けたのはまたしてもエムバペ。トップスピードのまま右足を振り抜くとゴール左隅に突き刺さった。

4-2にされ、なんとか反撃したいアルゼンチンだが、効果的な攻めは見られず。

アディショナルタイムにメッシのクロスからアグエロが頭で叩き込むも時すでに遅し。

フランスがベスト8に進んだ。

 

フランス強し。エムバペがアルゼンチン相手に圧巻のプレーを連発。とにかく速い!

サラーやマネも相当速いが、エムバペは伸びるようにグイグイ進んでいく。

そして19歳とは思えない落ち着いたフィニッシュ。

この大会でこの選手はとんでもないことになってしまいそうな気がする。

 

 

ブラジル対メキシコ ~待ってましたフィルミーノ!ダメ押しゴールで今大会1点目~

 

 

ワントップはガブリエル・ジェズス。残念ながらフィルミーノはこの試合もベンチからのスタートとなりました。

ボールを支配するブラジルと、一撃カウンターを狙うメキシコという構図。

メキシコはグループリーグでドイツを沈めているだけあって、守備も固いし、カウンターも怖さがあります。

そしてこの試合もネイマールは徹底マーク。ネイマールは気持ちよくプレーをすることができず、明らかにフラストレーションを溜めています。

それでもやっぱりこの選手はスーパーでした。

0-0で折り返した後半の51分。ボックス左から中に切り込んだネイマールはヒールでウィリアンにスイッチ。ウィリアンは前に大きく蹴り出しボックスに侵入。

窮屈な体勢から左足でグラウンダーのボールをキーパーとディフェンスの間に蹴り込むとここに飛び込んだのはネイマール!

さすがの嗅覚というかなんというか。ヒールでスイッチをした時にプレーを終えてしまう選手もいる中、抜け目なくゴール前に詰めているあたりにディテールの差を感じます。

ウィリアンにボールが渡った瞬間、メキシコのディフェンス陣は誰ひとりネイマールを見ていませんでした。本当にクレバーな動きだと思います。僕はこのネイマールのオフ・ザ・ボールの動きでどんぶり一杯いけそうです。

そして試合終了間際の88分。途中出場のフィルミーノにも待望のゴールが生まれました!

カウンターからネイマールが独走すると、タイミングを外したうまいシュートを放ちます。何とかGKオチョアが体に当てますが、ここにしっかり詰めていたのがフィルミーノでした。

 

2-0で勝ったブラジルもベスト8に駒を進めました。

フィルミーノおめでとう!そしてナイスゴール!

次の試合こそフィルミーノをスタートから使ってください!笑

 

 

イングランド対コロンビア ~攻め筋の見えないイングランド それでもベスト8は大きな一歩~

 

 

キャプテンヘンダーソンの登場です。

グループリーグを危なげなく突破したイングランドですがここからが本当の勝負です。

若手を中心としたイングランドは今後の数年先を見据えたとき、ベスト16で早々に敗退してはいけません。

この日もアンカーの位置に入ったヘンダーソン。アーノルドはベンチです。

黄色いサポーターで埋め尽くされたスタジアムはまさにアウェイ。

その声援でボルテージが上がったのか、立ち上がりから小競り合いが起きる一触即発の展開に。

守備の堅いコロンビア相手にイングランドはなかなか効果的な攻撃を繰り出せません。

前半を0-0で折り返すと後半の57分、日本戦でもPKを献上してしまったコロンビアのカルロス・サンチェスがまたやってしまいました。

CKでの競り合いでケインを押し倒してしまうと、レフェリーはペナルティスポットを指さします。

これをケインが決めて今大会6ゴール目。

ほとんど崩されるシーンがなかったコロンビアはもったいない失点です。

お互い決め手を欠いた試合でしたが、イングランドは逃げ切ることができませんでした。

後半アディショナルタイム。コーナーキックからヘッドを叩き込んだのは195cmの長身ジェリー・ミナ。

土壇場で追いついたコロンビアは勢いそのままに、延長に入っても責め立てます。

それでもゴールをわることはできず、勝負はPK戦へ。

イングランドの3人目はヘンダーソンです。なぜかわからないけどなんとなく嫌な気がしました。

ヘンダーソン右に蹴りますが、オスピナは完全に読んでいました。

しかしコロンビアは3人目4人目と立て続けにミス。

そして最後はダイアーが決めて、イングランド何とかベスト8進出です。

 

ベスト8に進出したものの、フランスやブラジルと比べるとやはりまだ差があるように感じました。

連携が甘く、連動した攻撃を繰り出すことはできず、PKでしか得点を挙げることができませんでした。

この大会を通してイングランドの試合を見ていると思うこともいろいろあったので、それについては別で書きたいと思います。

 

とはいえ新たなスタートを切ったイングランドにとってはベスト8進出は大きな成果です。

ここまで6ゴールでゴールランキングトップのケイン。彼もまたこの大会で更なる高みに行きそうですね。

 

 

日本対ベルギー ~あと一歩だった。それでも高かったベスト8の壁~  

 

日本最大の試練。優勝候補の一角ベルギー相手に一体どんな試合を見せてくれるのか?

正直なことを言いますと、試合前僕はベルギーにはさすがに歯が立たないのでは?と思っていました。

しかし試合が始まれば僕は自分の考えが恥ずべきものであったと感じました。

普段プレミアばっかであまり代表戦を見ない僕は、初めて代表選でこんなに熱くなりました。

日本のサッカーが世界に与えたインパクトは小さいものではありません。

それでも…それでもまだ世界レベルの差を見せつけられました。

 

試合は全くの互角でした。香川、乾、長友が繰り出す左サイドからの攻撃は間違いなくベルギーディフェンス陣を翻弄していました。

べルギーにも通用する。確かな手応えを感じたであろう日本は後半立ち上がりに望外の先制点を手にします。

今大会最大のブレイクの柴崎からの鋭いスルーパスに抜け出したのは原口。うまくタイミングを外したシュートは左ネットに突き刺さります。

さらに4分後。香川のキープから乾にスイッチすると、ワンタッチで迷わず右足を振り抜きました。無回転のボールにクルトワも触れず。

この時乾の目の前にいたにも関わらず、ただ傍観していたデ・ブライネを見る限り、間違いなくベルギーは日本を舐めていましたね。

残り25分になってもスコアは2-0。これはいける!僕もそう思ったのですが、すぐさま試合は振り出しに戻ってしまいました。

69分にフェルトンゲンのヘッド、74分にはフェライニのヘッド。

4分間で2点を取った日本は、5分間で追いつかれてしまいました。

そして時計は後半アディショナルタイム。時間的にもラストプレーだった日本のCKでしたが、そこからものの数秒でベルギーに決勝点を奪われてしまいました。

クルトワ→デ・ブライネ→ムニエ→ルカク→シャドリ。

寸分の狂いもないパーフェクトなカウンター。

タイムアップ。2-3。

ベスト8を掴みかけた日本でしたが、最後の最後に手をすり抜けてしまいました。

 

「追い詰めましたが…何が足りないんでしょうね…」

 

試合後にインタビューに答えた西野監督の言葉に全てが詰まっているような気がします。

間違いなくあのベルギーを追い詰めました。それでも届きませんでした。

あと一歩。あと一歩でした。でもその一歩がまだ遠いように感じました。

これで日本代表の一時代が終わりました。

香川、本田、長友、岡崎、長谷部。彼らはカタールにはいないでしょう。

非常に残念ですが、次の世代に託しましょう。

次こそはベスト8を!

 

 

ベスト8出揃う

すいません。リバプールの選手で振り返るとか言っておきながら、クロアチアの試合見れませんでした。笑

ごめんよロヴレン。次は必ず見るから。

 

 

次の対戦カード以下のようになっています。

 

ウルグアイーフランス

ブラジルーベルギー

ロシアークロアチア

スウェーデンーイングランド

 

リバプール勢は全員がベスト8に進みましたね。

準々決勝は早速明日から始まります!