待たせたな
ケイタさんだぞ!
2017年8月29日リバプールはライプツィヒに所属するギニア代表のナビ・ケイタを来夏の獲得で合意したことを発表した。
昨年の8月リバプールへ異例とも言える1年後の加入、という内定をもらったケイタ。
17/18シーズンは所属チームのライプツィヒでそのままプレイをしていたが、いよいよこのギニアの若者がリバプールに姿を現した!
ケイタのキャリアは?サディオ・マネとブラザー?
まずはそんな彗星のごとく現れたケイタについての簡単なプロフィールを見てみよう。
名前:ナビ・ケイタ
国籍:ギニア
生年月日:1995年2月10日(23歳)
ポジション:CMF、DMF
身長/体重:172cm/64kg
母国のギニアで裸足でボールを蹴っていたという幼少期。
9歳の頃地元クラブに入団し、16歳の時にフランスに旅立った。
フランスリーグ2部のイストルというチームでプロキャリアをスタートさせたケイタ。
翌2014年にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクへ移籍。
2シーズン在籍したザルツブルクでは59試合に出場し17ゴールを挙げた。
2016年にレッドブルつながりでもある、ドイツ1部に昇格したライプツィヒへ移籍。
このシーズン、昇格チームでありながらリーグ2位と旋風を巻き起こしたライプツィヒの、中心選手として活躍をして瞬く間に全世界に名が知れると、クロップも獲得を熱望。
2017年の夏に粘りに粘った交渉の末、1年後の2018年の加入という形でケイタを獲得で合意した。
ちなみにオーストリアのザルツブルクといえば、以前サディオ・マネも所属してましたね。
マネがザルツブルクを離れたのが2014年の9月。
ケイタがザルツブルクにやってきたのは同年7月。
ほとんど入れ違いの形となってしまっているものの、同じアフリカルーツということもあってか非常に仲がいい模様。
ケイタについてインタビューを受けたマネは、ケイタのことを「ブラザー」と呼び、リバプールに大歓迎している。
これは事実上マネの残留宣言と受け取って相違ないですね?
ケイタのプレースタイルは?カンテの上位互換?
そんな次世代のスター候補生ナビ・ケイタのプレースタイルやポジションについて見ていこう。
まずはポジションですが、ライプツィヒでは4-4-2のCMFとしての起用が主でした。
ライプツィヒといえば、ゲーゲンプレスの求道者ラルフ・ラングニックがスポーツ・ディレクターを務めるチームでもあり、リバプールのように走るサッカーを信条としているチーム。
リバプールとは多少コンセプトは違うものの、”パワーフットボール”と呼ばれたそのサッカーで、ケイタは中盤の大黒柱として絶大な存在感を放っていた。
そんなケイタのストロングポイントをシンプルにまとめるなら2つ。
”中盤のボール奪取”と”前線への飛び出し”だ。
圧倒的な運動量とプレスで中盤でボールを狩りまくります。
さしずめそのプレーぶりは、チェルシーのカンテと言えるでしょう。
そしてボールを奪うとそのままショートカウンター発動。
ドリブル、パス、スピードと攻撃面の能力も高く、ゴールに絡むプレーも非常に多いです。
実際ライプツィヒでの2シーズンでは58試合14ゴール12アシストと、フィニッシュもアシストもできる万能さを見せています。
守備面ではカンテを引き合いに出したが、その上攻撃までできるとなると末恐ろしい選手である。
ちなみに一概にデータで比較するのもアレだが、カンテは直近2シーズンは69試合2ゴール2アシストである。
カンテのあの守備力に…攻撃性能も搭載されているだと…ゴクリ…。
リバプールでの役割は?プレミアに馴染めるのか?
まずはじめに海外からの移籍組でよくありがちな、プレミアの水に馴染めない問題。
そしてクロップサッカーへの適応の問題だが、、、
断言しよう。120%間違いなく即戦力である!!!ドンっ!!!
ライプツィヒでは超がつくほどの高いインテンシティの中でプレーを続けてきたケイタ。
試合スピードの速いプレミアといえども、早々にアジャストするはずだ。
ましてやライプツィヒはラングニックの手がかかったチーム。
ゲーゲンプレスという同じ畑のサッカーを信奉するクロップサッカーにもドンピシャな選手だろう。
気になるのはどこのポジションで起用されるのか?といったところだろうが、
今やスタンダートになった4-3-3であればインサイドMFだろう。
移籍が決まった去年の夏の頃は、アンカーを務めるヘンダーソンとのポジション争いが予想されていたが、先日リバプールはモナコからファビーニョを獲得している。
アンカーのポジションに入るのであればケイタではなく彼のほうだろう。
であればよりケイタの攻撃力と運動量を活かせる一列前のインサイドが適正に見える。
このポジションにはララーナやチェンバレンなど、実力者が揃っているが、十分ポジション争いに割って入ることができるだろう。
ただファビーニョの獲得により4-2-3-1の2センターという起用もファンの間では意見も上がっており、クロップが新シーズンどういうフォーメーションで望むかは注目である。
いずれにせよこのギニア代表の23歳には期待しかない。
ヘヴィ・メタル・フットボールの新たな体現者として、アンフィールドに立つその時が、今から待ちきれない。
ていうか、背番号って何番なんだろう?
ライプツィヒでは8を付けていたけど、、、
いや、まさかね、、、