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アンドリュー・ロバートソン

彗星のごとく現れた小さな巨人

4部からCLファイナリストに駆け上がった

シンデレラボーイ

 

 

プロフィール

名前:アンドリュー・ロバートソン

国籍:スコットランド

背番号:26

生年月日:1994年3月11日

年齢:24歳

経歴:2012-2013 クイーンズ・パークFC(スコットランド)

   2013-2014 ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)

   2014-2017 ハル・シティ(イングランド)

   2017- リバプール

移籍金:約11億5000万円

 

キャリア

スコットランドの名門セルティックのユースチームでキャリアをスタートさせたロバートソン。

しかし15歳の時に「身体が小さすぎる」という理由でチームを離れることになってしまう。

名門を追われたロバートソンは、4部に所属するクイーンズ・パークFCに行く事になる。

当時のことをロバートソンはこう振り返っている。

「セルティックからクイーンズ・パークに行くことになれば、誰だって最悪だと考えるはずだ。さすがに泣くことはなかったけど、すごく腹を立てていた。15歳という若さで夢を失ったんだからね。」

スコットランド4部から5年でCL決勝へ! 驚異的な飛躍を遂げたSBの波瀾万丈人生「重圧を楽しみたい」 | サッカーダイジェストWebより

 

クイーンズ・パークに所属していた頃はスーパーのレジ打ちや、スコットランド・サッカー協会でアルバイトをするなどして生計を立てていたという。

クイーンズ・パークで1シーズンを過ごし34試合2ゴールという記録を残すと

翌2013年に1部所属のダンディー・ユナイテッドへ飛び級で加入。初めてのプロ契約を交わした。

すぐさまレギュラーとして活躍すると、13/14シーズンはリーグ戦36試合3ゴールを記録。

1年ごとにめきめき実力と評価を上げていったロバートソンは、2014年にハル・シティへ加入。

14/15シーズンは24試合2アシストという記録を残したが、チームはその年のリーグ戦を18位で終え、2部へ降格。

しかし次のシーズンですぐさま1部へのカムバックを果たすと、16/17シーズンは33試合に出場。1ゴール2アシストを記録した。

それでもまたチームはリーグ戦を18位で終えてしまいすぐさま2部への降格が決定。

迎えた2017年の夏、リバプールへの加入が発表された。

 

 

”アマチュアクラブからビッククラブへ まさにシンデレラストーリーである”

 

前年ミルナーが務めていた左サイドバックはリバプールの大きな補強ポイントでもあり、モレノに絶対の信頼が置けないなかロバートソンに白羽の矢が立った格好である。

しかし加入後のプレシーズンでモレノが思いのほか安定したパフォーマンスを見せていたため、シーズン開幕後しばらくは思うように試合に出場することができなかった。

だが12月のCLの一戦でモレノが負傷。ロバートソンにチャンスが巡ってくると、すぐに監督やファンを納得させる素晴らしいパフォーマンスを披露。すぐさまレギュラーを勝ち取った。

年が明けた1月14日。マンチェスター・シティとの大一番では、これでもか!とアグレッシブにプレスをかけ続けアンフィールドのサポーターたちを大いに沸かせた↓↓↓

 

 

その後も不動のサイドバックとしてチームに貢献。

3月のクリスタル・パレス戦、5月のブライトン戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど、ビッククラブ初年度とは思えない堂々としたプレーを披露。

そしてチームはキエフで行われるCL決勝に駒を進め、わずか5年前は4部でプレーしていた選手が、CLのファイナリストとしてピッチに立ったのであった。

 

 

”移籍金11億円はバーゲン価格もいいところ”

 

プレースタイル

同じポジションのモレノが猪突猛進の超攻撃タイプなら、ロバートソンはその逆。非常にサッカーインテリジェンスに優れた頭脳派タイプと言えるだろう。

攻撃においてはタイミングのいいオーバーラップと効果的なフリーランニングでうまくチームの攻撃を活性化させている。

同サイドのウィンガー、マネが外でボールを持つならダイアゴナルランで中に侵入。

マネが内に絞るなら、大外を駆け上がるなど前線との相性もばっちり。

またプレースキックを務めていたこともあるなど、キックの精度も非常に高く絶妙なクロスを連発している。

それを物語るように、リバプール加入初年度は5アシストを挙げている。

また組立の局面でも、自分でボールを動かしパスコースを作って前線に供給する技術の高さも持っており、安易にバックパスを選択せず、攻撃のリズムを壊さない選手だ。

近年ますます最終ラインの選手にビルドアップの能力が求められている時代だが、ロバートソンはワールドクラスとまではいかないが、充分近代的なSBの一人といえるだろう。

守備のレベルも水準以上で、粘り強く、泥臭くボールを追う姿勢には心を動かされる。

ハードワークもサボらないので、クロップに信頼されるのが頷ける。

 

わずか5年でリバプールという、ビッククラブへ駆け上がったロバートソン。

そんな彼のシンデレラストーリーはまだ始まったばかりである。

 

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