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アダム・ララーナ

美しい足技と

流れるようなターン

見るものを魅了する"走る王様"

 

 プロフィール

名前:アダム・ララーナ

国籍:イングランド

背番号:20

生年月日:1988年5月10日

年齢:30歳

キャリア:2006-2014 サウサンプトン(イングランド)

     →2007 ボーンマス(イングランド) ローン移籍

     2014- リバプール

移籍金:約43億2000万円

 

経歴

5歳の時にボーンマスのユースに入ったが、2000年12歳の時にサウサンプトンのアカデミーに入団した。

04/05シーズン、当時のユースのチームメイト、ベイル、ウォルコット、ネイサン・ダイアーらと共にFAユースカップ準優勝に導いた。

2006年リーグカップのヨーヴィル・タウン戦でトップチームデビュー。

2007年ボーンマスへローンで移籍したが3試合にしか出場することができず、結果を残すことはできなかった。

2008年4月28日のウェストブロム戦でプロ初ゴール。

08/09シーズンからレギュラーとして定着。リーグ戦40試合に出場し1ゴールを挙げた。

しかしクラブの財政状況などにより勝ち点を10剥奪される事態が発生し、3部に降格となってしまった。

3部で2シーズン過ごした後、2部に昇格。

2部昇格の11/12シーズンはリーグ戦41試合11ゴールを挙げ、プレミアリーグへの昇格に貢献。自身もチャンピオンシップのPFA年間ベストイレブンに選出される。

1部昇格と同時に監督が、マウリシオ・ポチェッティーノに変わると、チームはプレミア1年目で14位、2年目で8位という成績を残し、ララーナは主力として活躍。

13/14シーズンはリーグ戦38試合全試合に出場し9ゴールを挙げた。

 

 

”「プレミアリーグで最高峰の才能を持つ」とロジャーズはララーナを激賞した”

 

2014年夏にランバートやロヴレンらと共にリバプールへ移籍。

10月のウェストブロム戦で移籍後初ゴール。シーズン27試合で5ゴールを挙げた。

翌15/16シーズン、ロジャーズが解任されクロップが就任すると、当初は「クロップのスタイルには合わない」と戦力外になるのではと言われたが、結果的にはクロップサッカーに100%フィットしレギュラーを確保。

16/17シーズンはコウチーニョ、フィルミーノ、マネの4人と共に鮮やかな攻撃を繰り出し、”ファンタスティック4”と呼ばれCL出場権の確保に貢献した。

替えの利かない選手となったララーナだったが、17/18シーズンはプレシーズンで負傷しシーズンの大半を棒に振ってしまった。

 

”「クロップのためなら死んでもいい」と話し、クロップサッカーの体現者となっている”

 

プレースタイル

華麗な足技と豊富な運動量が特徴の選手。

足元の技術はイングランド人の中でもトップクラス。なんならナンバーワンといっても過言ではない。

利き足がどちらかわからないくらいの両足の精度をもっていて、右でも左でも正確なキックを繰り出すことができる。

また細かいタッチでのボールの扱いも長けており、密集地帯でもうまくボールをさばくことができる上、ワンタッチプレーも得意としており、コウチーニョやフィルミーノ、マネと絶妙なコンビネーションを魅せていた。

さらに個人的にララーナの魅力だと思うところはボールの受け方だと思う。

常に自分の周りの状況を把握しているので、ボールをもらうときに体を上手く反転させて、ボールをもらうと同時に前を向くことができる。

これにより攻撃のスイッチが入り、縦に速いクロップサッカーにおいては貴重な能力だと思っている。

もう一つ彼を語る上で忘れてはいけないのが、力尽きるまで走り続ける献身性だ。

クロップ就任当初はなぜか戦力外のうわさが立っていたが、個人的にはずっと必要な戦力だと思っていた。

いざクロップ体制になると、ララーナはピッチ上の誰よりも走り回り、途中交代の際はクロップの腕にうなだれるようにしてピッチを後にする姿が本当に脳裏に焼き付いている。

高い位置からのゲーゲンプレスはもちろん、押し込まれた際はゴール前まで全力疾走で戻りギリギリのところでスライディングでブロックする泥臭いディフェンスも何度も見ている。

攻守においてまさにクロップサッカーの体現者と言える。

それゆえ17/18シーズンをほとんどケガで棒に振ってしまったことは返す返す残念であり、来シーズンはまた元気よく走り回りゴールを決めた味方に飛び乗るシーンをたくさん見せてほしいものだ。

 

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