戦力外から、リバプールの主将へ
ジェラードも認めた男
苦難を乗り越えた努力の天才
How good was Jordan Henderson today! Immense 👏 pic.twitter.com/wgoEMxpB0k
— Anything Liverpool (@AnythingLFC_) December 26, 2018
プロフィール
名前:ジョーダン・ヘンダーソン
国籍:イングランド
生年月日:1990年6月17日
背番号:14
年齢:28歳
キャリア:2008-2011 サンダーランド(イングランド)
→2009 コヴェントリー(イングランド) ローン移籍
2011- リバプール
移籍金:約25億6000万円
経歴
サンダーランドのユースチームに所属しており、2008年チェルシー戦でプロデビュー。
2009年にはコヴェントリーにローン移籍。
サンダーランドでは通算79試合5得点という記録を残し
チームの若手MVPにも選出。
その活躍が認められ、2011年にリバプールに移籍。
しかしヘンダーソンにとってはビッククラブへの挑戦はかなり厳しいものでした・・・
移籍初年度、ダルグリッシュ率いるリバプールはリーグ8位に低迷。
同時期に加入したダウニングやアダムらと共に戦犯扱いに。
さらに追い討ちをかけるように、翌シーズン新監督に就任したブレンダン・ロジャースからは
「移籍先を探しても良い」と事実上の戦力外通告を受けてしまう。
ロジャースの志向する”パスサッカー”には合わないと見られ、スウォンジーから連れてきた教え子ジョー・アレンが重宝された。
しかしヘンダーソンはリバプールからの移籍は望まず、残留を決意し
「このチームでポジション争いを続ける」ロジャースに告げます。
🎅🏻 Liverpool captain Jordan Henderson threw a Christmas party at Anfield on Sunday for underprivileged & disabled kids.
— PurelyFootball UK (@PurelyFootball) December 25, 2018
👏He paid for the whole event, including food and drink
🎁 He bought every child a Christmas present, including iPads for the older children. What a guy🙌 pic.twitter.com/tXlIkjln0f
”「僕はリバプールのようなクラブでプレイするために頑張ってきたんだ、、!」”
序盤こそ試合に出られなかったが、徐々にチャンスをつかむと
翌13/14シーズンではチームの柱に成長。SAS旋風を巻き起こしたあのシーズンである。
文字通り中盤のエンジンとして攻守に渡ってチームに貢献。
シーズン終盤の大一番ホームでのマンチェスターシティ戦にて、試合終盤に一発レッドで退場。
結果最後の最後に優勝を逃してしまったが、最終番でのヘンダーソンの不在を嘆くファンは多かったのではないか。
14/15シーズンにチームの副キャプテンに任命されると、15/16シーズンよりジェラードがアメリカ移籍でチームを離れると、レジェンドよりキャプテンマークを引き継いだ。
そのシーズンの途中にクロップが就任すると、アンカーに任命され新境地を開拓。
チームの心臓として活躍を続けている。
Jordan Henderson vs Chelsea (2016). pic.twitter.com/R5zHul2vjX
— PLClassics (@PLClassics) August 6, 2018
”スタンフォードブリッジの一撃は衝撃!それよりもグルイッチの驚き方が話題になりました笑”
プレースタイル
先程も少し述べましたが、ロジャース時代は中盤のエンジンという言葉がピッタリだったかと思います。
アンカーにジェラードを据えたダイヤモンド型の4-4-2でインサイドに入り豊富な運動量で攻守に躍動。
やや守備に不安のあるジェラードをしっかりカバーしました。
そして思い切りの良い飛び出しも彼の魅力で、まさにイングラン人らしい”ボックス・トゥ・ボックス”の動きで、優勝まであと一歩まで迫るチームの欠かせない存在となりました。
その後ジェラードの移籍、クロップの就任を経て、アンカーに任命。
当初はなかなかフィットできず苦しんでいたけど(僕もヘンドのアンカーはやめてくれ、と思っていました笑)、そこは努力の人ヘンダーソン。
徐々にフィットしてくると、ジェラードばりの正確無比な長短のパスでビルドアップを行うと、守備ではクロップの代名詞ゲーゲンプレスのスイッチ役として相手プレイヤーに食らいつきます。
瞬く間にアンカーのポジションを自分のものにすると、そのシーズンの前半戦はダントツのパス成功数で抜群の存在感を示します。
チームのキャプテンとして大きく成長したヘンダーソン。
これからも長いこと彼にはキャプテンマークを巻いて欲しいですね。
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