大魔神、降臨
求め続けた真のリーダー
史上最高額の男
🇳🇱 Virgil van Dijk since making his debut for Liverpool:
— The Anfield Buzz (@TheAnfieldBuzz) December 11, 2018
Most touches in the PL (2,725)
Most passes in the PL (2,370)
Most duels won in the PL (208)
Most clearances in the PL (168)
Most aerial duels won in the PL(150)
Most interceptions in the PL(37)
Most blocks in the PL (13) pic.twitter.com/lKpQKRAxFz
プロフィール
名前:フィルジル・ファン・ダイク
国籍:オランダ
背番号:4
生年月日:1991年7月8日
年齢:26歳
経歴:2011-2013 フローニンゲン(オランダ)
2013-2015 セルティック(スコットランド)
2015-2017 サウサンプトン
2017- リバプール
移籍金:約114億円
キャリア
2009年ヴィレムのユースチームでキャリアをスタートしました。
その後フローニンゲンのユースチームへ加入。
10/11シーズンにトップチームデビュー。リーグ戦5試合に出場し2ゴールを挙げた。
11/12シーズンは23試合に出場、12/13シーズンはレギュラーとして34試合に出場。
ディフェンダーながらフローニンゲンでは通算7ゴールを挙げた。
2013年の夏にセルティックへ移籍。移籍初年度からレギュラーとして活躍。
在籍した13/14シーズン、14/15シーズンで共にリーグ優勝を経験。
所属した2シーズンで76試合出場9ゴールの結果を残した。
2015年の移籍市場のデッドラインデーにプレミア上陸。
日本代表の吉田麻也が所属するサウサンプトンに加入。
ここでも主力として活躍すると、移籍初年度からクラブの最優秀選手賞に輝いた。
2017年の夏にリバプール移籍の噂が上がり、本人も移籍を志願したが、リバプール側が不正な接触をしたとしてこの話は白紙に戻り、ファン・ダイクも残留。
この移籍問題を受けシーズン当初は試合に出ることができなかったが、その後再び起用され12試合に出場。
ちなみに11月にアンフィールドで行われたゲームでは、3-0で敗れた試合後、ドレッシングルームにてファン・ダイクが「どうしてここで(アンフィールで)プレーしたいと思わないんだ?」とチームメイトに言っていたそう。
そして翌12月27日にリバプール移籍が発表された。
移籍金は約114億と言われており、これはDF史上最高額となっている。
On this day in 2017, Liverpool agreed a deal to sign Virgil van Dijk from Southampton.🔴 pic.twitter.com/3bExYpLCdd
— Empire of the Kop (@empireofthekop) December 27, 2018
”この写真に全リバプールサポーターが歓喜した”
加入直後のインタビューでは「アンフィールドは本当に特別なスタジアムだ。この特別なスタジアムが僕のホームになるなんて素晴らしい気分だ!」と語り、当時はマンチェスター・シティに加入の噂もあったが、最終的にはクロップやKOP、アンフィールドに魅せられ赤いシャツを選択した。
1月5日、FAカップ3回戦のエヴァートンとのマージーサイドダービーでリバプール移籍後初出場を果たすと、1-1で迎えた84分にチェンバレンのコーナキックをヘディングで合わせ移籍後初ゴールをマーク。
この得点が決勝点となり2-1で勝利をした。
その後ケガで少し離脱したが、復帰をしてからはリバプールの不安定な最終ラインの絶対的な存在として堅守を築いた。
彼の加入で間違いなくロヴレンやカリウスのパフォーマンスは安定した。
このシーズンリバプールはCLファイナルに進出する大躍進を見せたが、ファン・ダイクの加入は小さくない影響を与えたことは間違いないだろう。
Estreia do Van Dijk, gol contra o Everton. Hoje não seria mal repetir a dose em @VirgilvDijk pic.twitter.com/F3pB0kORwC
— Liverpool FC Brasil (@livfcbr) December 2, 2018
”空中戦での圧倒的勝率で守備はもちろんセットプレーでも驚異となった”
プレースタイル
移籍金の額が全てを物語っているといっていいだろう。
まずはその圧倒的なフィジカルだ。身長193cm体重92kgとフィジカルコンタクトの激しいプレミアにおいても規格外。
空中戦では圧倒的な勝率を誇っており、17/18シーズンの空中戦勝利数139を記録した。
守備の場面はもちろん、セットプレーでも彼のヘディングシュートは何度も見ることができた。
これだけの体格を持ちながら、スピードもCBとしては十分なレベルに有り、大きなストライドによるダッシュは一見早く見えないが、しっかり追いついてブロックすることができる。
危機管理能力の高さも特徴の一つで、ポジショニングのミスはほとんどに近く、カウンターの芽をことごとく潰し、尚且つ競り合ったボールもしっかり味方のもとに供給するのである。
そして現代サッカーのCBに求められるビルドアップ能力も非常に高いレベルにある。
セルティックに所属していたころはフリーキッカーも務めたこともあるほど。
正確なキックを持っており最終ラインから前線の選手に質の良いボールを供給することもできるし、自分で持ち出して鋭いくさびのパスを通すこともできる。
最後にファン・ダイクの大きなポイントとして挙げたいのが、強烈なリーダーシップだ。
彼の加入と同時にリバプールの守備陣は別人のようにハイパフォーマンスを見せており、自信すら感じられる。
長らく不安定だったディフェンスを統率するリーダーがようやく現れたといった感じだ。
以上、いろいろ書いてきたが、ディフェンスに必要な能力はほぼ全て備えており、そのどれもが高い水準にある。
移籍が決まった直後は金額に対して、否定的なコメントが見られたが、その金額が高くなかったことをこの短期間で証明してみせたのだ。
年齢も26歳とこれからピークを迎えるであろうファン・ダイクにはリバプールの最終ラインをこれからも支えて欲しい。
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